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ON AIR♯86 ~のびのびシネマライフ 三池崇史監督作品「妖怪大戦争」~

映画
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塾合宿の健康的なムードはどこへやら、今日は昼過ぎにのそのそ起床。さてともっと涼しい部屋で二度寝しようと起き上がったら、そこには父の姿が。もちろん驚く僕。

父「シネティアラのポイントカード持ってる?」
僕「んんぬ、あるけどどしたの?」
父「妖怪大戦争観るんだけどいく?」
僕「……いく……え!?」
ってことで、僕は「妖怪大戦争」を観にいきました。

シネティアラっていうのは、埼玉県は熊谷市の、熊谷駅の駅ビルにある映画館、「シネティアラ21」のことです。実は僕、ここでバイトしたいのです。

今流行のシネコン(劇場が何個もあるやつ。MOVIXとかワーナーマイカルとか想像してください)なんですが、これは昔熊谷市にあった「シネプラザ21」っていう、今は存在しない映画館の店長が、熊谷市の行政のバックアップを受けて発足した、まぁつまりは個人でやってる映画館なんです。日曜でもMOVIXさいたまとかよりは多忙ではなさそうだし、これで時給750円はイイ!金欠グータラのび太には最高の条件。

でも、それ以上の理由もある。

昔から怪獣映画といえばそのシネプラザ21に通って観ていた。一年一年の目玉である怪獣映画のシーズンが来るたびに、父ちゃんと一緒に、胸躍らせて観に行ってた。
僕が今の夢を追うようになったキッカケは平成ガメラシリーズ、その中でも「ガメラ3」なんだけれど、それもシネプラザで父ちゃんと観た。あそこの古臭い、そんなに人もいない劇場で、オシッコいくの我慢してまでスクリーンに目も心も奪われていったあの感覚。隣にいる父ちゃんの体温。もうずっと、きっと死ぬまで忘れられないものだろう。

その映画館は今はもうない。ただ、今、シネティアラ21として、ずいぶんと姿は変わってしまったが、生まれ変わった。だからそこに恩返しをしたいんですわ。


ということで「妖怪大戦争」の感想は後に。


母親も用事があるとかでついてきて、途中で別れて、僕らバカ親子は鼻歌を歌いながら映画館へ。
うちの父は僕が映画に携わる職に入りたいことは知っているし、後継ぎも省みず、僕の入試を黙って見守ってくれた人。だからいっつも映画をタダで観せてくれる。映画館もそうだけど、早く父に孝行がしたい。


妖怪大戦争

妖怪大戦争(2005)

タダシ(神木隆之介)は両親の離婚により、母親と祖父と共に田舎で暮らすことになった。都会育ちでもやしっ子のタダシは、田舎育ちのクラスメートともいまいち馴染めないでいた。そんなある日、タダシは神社のお祭りで、大勢の子供の中から“麒麟送子”に選ばれる。(Yahoo!ムービーより)

妖怪といえば、やっぱり水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」を思い浮かべる。でも僕らはそれを知っている最後の世代だろうか。
というよりも、妖怪ってもう忘れ去られてしまうんだろうか・・・そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれる良作だった。

なにしろ妖怪がメインとして出てくるのだから、思いっきり真剣におバカなことをやっているのが好感を覚える。コメディリリーフが映えていて、劇場内で、ずっと静かにしていたのに、思わず笑ってしまう子供だちの声を聞けた時点でこの映画は成功だったのではないだろうか。このテの映画で一般の評価が低いものはどうしても、子供が途中で出ていってしまったりするものだし。他にも、原案参加した作家たちを全員登場させたり(しかも宮部みゆき以外すぐに気づけない!)、あっと驚く豪華な出演者たち。怪獣映画でも観ているかのような凝った恐怖の演出。遊び心がたっぷりつまっていて、エンターテイメント映画の新たな希望を得ることができた。

とはいいつつも、決しておバカな路線だけに走ってしまうという失敗は犯さないのが本作の魅力。映画から伝わる、世の中に伝えるべきメッセージがすごく深いんですよね。・・・風刺。それが、役者のセリフを通してしっかり伝わってくる。
この映画に興味を持った方はもう知っていることだが、この作品、水木しげる、京極夏彦、荒俣宏、そして宮部みゆきという、この時代に生きる大作家たちがプロデュースチーム「怪」を結成して原案に参加し、それを三池崇史らが脚本に起こして映像化したもの。だから、全体的に作家っぽさというか、セリフに印象的なものが多かった。映画ではあまり使わない、少なくとも、普通なら絶対に言わないようなことも言う。でもそれをわざとらしくさせなかったのが三池監督の演出、脚本の凄さだと僕は感じた。ナレーションも効果的で、この物語の雰囲気をしっかり出せていた。

特にクライマックスからラストシーンにかけては最高の出来。クライマックスは優しく、でも強烈なセリフに思わず考えさせられる。そしてラストシーンは、これまた宮部みゆきっぽいのだ。宮部ファンなら是非観て欲しい。「ああ、この手があったか」という感じ。あのラストは衝撃的というかなんというか、これが監督と「怪」の人たちの一番言いたかったことなんではないかと。

やりたいことやりすぎて、途中収拾がつかなくなっている感もあったし、ツッコミどころは多々ある、変に間延びしたシーンもあって、いろいろ惜しいなぁと思う部分もあった。でも、それさえも許してしまえるこの強烈な映画がここにある。ともかく、夏休みはもうすぐ終わり。この夏の思い出に是非オススメしたい作品だ。



曲は忌野清志郎with井上陽水で「愛を謳おう」そして、「教えてジィジ」。
どちらも三池崇史監督が自ら歌詞を書いています。その歌詞は、まさにロック。LOVE&PEACE。まさに妖怪大戦争からの強烈なメッセージなんですよ。

愛を謳おう 照れないで
夢を語ろう でっかい夢を
何色だっていいじゃん
祈る神様 使う言葉が違うの素敵

それが自由 憧れの自由
それが自由 憧れの自由
そろそろ生まれるはずさ すべてを愛せるこどもたち

バトンを受けて君よ走れ
地球と踊れ 裸足で笑え
愛する自由が許せない チンケな時代をぶっとばせ

愛を謳おう 照れないで
夢を語ろう でっかい夢を
笑顔の意味は同じじゃん
微妙な匂い 犯した罪が違うの素敵

それが自由 憧れの自由
それが自由 憧れの自由
そろそろ生まれるはずさ すべてを愛せるこどもたち

バトンを受けて君よ走れ
コブシをおろせ 笑ってごまかせ
愛する自由が許せない チンケな時代をぶっとばせ

バトンを受けて君よ走れ
地球と踊れ 裸足で笑え
愛する自由が許せない チンケな時代をぶっとばせ

愛を謳おう 照れないで
夢を語ろう でっかい夢を
力を合わせ 宇宙の敵と戦え



さぁ次は教えてジィジです。これも本当に菅原文太っぽいっすわ。

小さな星の小さなボクの手

どんなに大きく広げてみても
どんなに強く握ってみても
ちっとも なんにも変わらない

どうすればいいの
教えて 教えてジィジ

(COMEON)
あっあっ「小豆」ずきずき
あっあっ「小豆」ずきずき
「小豆」ずき!

「小さな豆」、と書いて「あずき」と読ませる
読めねぇよ「こまめ」だろ

「小」が「あ」で「豆」が「ずき」かよ
ありえねぇ「こまめ」だろ

「小豆色」した「こまめ」
お前はいったい何者
なんでなんだ そのパワー

健康結構 日本の味!
アジアの怒り!
世界の平和!
銀河のぬくもり じいちゃんの祈り!

泣いたってダメさ
誰も助けちゃくれない
小豆を食って 食って
自分のことは自分でやりな
ロックの基本はLOVE&PEACE
小豆の基本もLOVE&PEACE
甘さを抑えたLOVE&PEACE

あっあっ「小豆」ずきずき
あっあっ「小豆」ずきずき
「小豆」ずき!

健康結構 日本の味!
アジアの怒り!
世界の平和!
銀河のぬくもり じいちゃんの祈り!

泣いたってダメさ
誰も助けちゃくれない
小豆を食って 食って
自分のことは自分でやりな
ロックの基本はLOVE&PEACE
小豆の基本もLOVE&PEACE
甘さを抑えたLOVE&PEACE

あっあっ「小豆」ずきずき
あっあっ「小豆」ずきずき



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Comments 2

のびぃ太  

>怪獣映画のシーズンが来るたびに、父ちゃんと一緒に、胸躍らせて観に行ってた。

父ちゃんもとっても良い思い出だろうな。
我が家でも家族揃って、宮崎アニメの公開を胸躍らせて待って、見に行ったものです。

2005/08/30 (Tue) 20:48 | EDIT | REPLY |   
のび太は受験生  
コメントありがとうございます!


僕がこのテの娯楽映画がすきなのは、父の影響でしょうね。
もちろん純文学みたな映画を観ることも好きなんですが、やっぱりこういうのを観るときは胸が躍ります。

でもうちの父は宮崎アニメ興味ないんですよね。素晴らしい作品ばかりだから、暇があったらビデオとか是非観てほしいんですが、最近は韓国ドラマにはまっていて、とても宮崎アニメを観られる状況ではなさそうです(笑)

2005/08/31 (Wed) 06:51 | EDIT | REPLY |   

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