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ON AIR#538 ~オーロラの彼方へ(2000)~

映画
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「1059MHz」なんて物語を考えたことがある。
ラジオから死んだ人が番組を放送していたら、とか考えていた。
結局、作ってないんだけど。

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1999年、30年ぶりにニューヨークの空にオーロラが広がった夜。
恋に破れかけた男が、ひょんなことから、30年前に死んだ父がよく使っていたアマチュア無線機を取り出し、いじっていると、聞こえてきた声。話していると、それはなんと、30年前の父親だった……。そんなSF物語。

中盤までは父との無線での再会、徐々に主人公が自分を肯定してもう一度前向きに生きようという展開に涙できる。だが、後半からは一転してサスペンス風な展開。確かに主人公は警官だし、タイムパラドックスや、バタフライ・エフェクトなどを考えれば納得はできるのだが、少し急すぎな感は否めない。

SFを利用した刑事サスペンスは斬新だと思うが、一人一人の心の葛藤が薄い。父を助けようと過去を変えようとしたら今度は母が……というトントンと進むのはいいが、主人公の恋人についてのラストはあまりにもいいかげんで安易だと感じた。いつのまにヨリ戻ってるのよ? 過去を変えて出逢わなかったことになったのに……。

そもそも、オーロラが続いて電波に異常が出ることで今回の奇跡が起きたにもかかわらず、オーロラが消えてしまうかもしれないことに対する不安要素はサスペンスの中で消えてしまう。最後にいたってはオーロラは完全無視。

自分だったらもっと違うドラマを作るだろうな……題材や発想は素晴らしいが、求めているドラマがあまりにも違いすぎた。
デニス・クエイドが素晴らしいことが救いである。
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