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ON AIR#4638 “THE OLD MAN & THE GUN(2018)”

映画
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『さらば愛しきアウトロー』を観た。
なんでこんなよくわからん邦題にしたんだろう、と思ったものの、
観終わったあとは、このタイトルの意味が解るだろう。
こんなこと書いてたらレッドフォードの他の作品をもっと見たくなる。
レッドフォード演じる主人公の相棒が、なんとダニー・グローヴァーと、トム・ウェイツ。
くたびれた初老の刑事を演じるのがケイシー・アフレックと、配役が濃いです。

最近のアメリカ映画のなかでは90分ほどの短い映画だが、
全米を賑わす(紳士的な)銀行強盗をどうやって追跡するのかだけでなく、
主人公の出生のこと、そして自分自身の老いと死への想いをちゃんと描いているし、
主人公を追うケイシー・アフレックが演じる刑事にも、
物語の最初と最後でちゃんと彼自身の人生の答えを見つけている。

もっとサスペンスフルに描くこともできたのだろうけど、
この作品ではレッドフォードを、最後まで永遠の色男として描き切りたかったんだろう。
その辺が、同じ色男でありながら自分の老いと醜さをも見せようとするイーストウッドとは、
ちょっとした対極の位置にいる、というか。
(例えばこの題材をイーストウッドがやったらかなり違ったものになっていたと思う)
イーストウッドは『運び屋』でもう一度銀幕に姿を現して、枯れきった演技を見せてくれたけど、
レッドフォードは、まだなんかドライフラワーみたいな美しさで、最後まで笑っているのだった。

イーストウッドとレッドフォードの比べっこみたいになってしまった。
ともかく、この作品で俳優を引退(予定)だそうだが、
監督としてはまだまだバリバリ作品を出しそうなレッドフォード。
この先どうなるか、楽しみでもある。

30代のころのレッドフォードはめちゃくちゃかっこいいけれど、
いままさに半ばにいる俺も良い枯れ方、できるもんなんかなあ。

では、また。
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