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田嶋高志

田嶋高志

Eテレでやっていた「青春舞台2019」。
全国高等学校演劇大会の特集。
昨年たまたま観て、たった60分のストーリーに懸ける高校生たちの熱い青春を目の当たりにし、
今年もまた、たまたま気づいたというわけである。

今回の最優秀作品は本当に面白かった。
『ケチャップ・オブ・ザ・デッド』。

たまたま映画の撮影に訪れた三人の大学生と、
自殺したはずがなんとゾンビになってしまって(本当の意味で)死ねない男の子が、
さまざまな思惑とともに映画の撮影を進行していくという物語である。
「なんだ『カメラを止めるな!』のオマージュ作品か」と思うなかれ。
全篇コメディで押し切る内容で、ときに役者が身体を張った演技で拍手喝采となりながら、
ところどころに現代の学校社会に潜む問題を散りばめており、
ラストは観るひとによって実にさまざまな解釈を生み出させる。
これを書いた顧問の飛塚先生は凄いと思う。先生でありながら劇作に命を捧げているお人なのではないか。

この作品を観てから高校演劇の世界に並々ならぬ興味を持っている自分がいる。
僕は学生時代に演劇をやりはじめたけど、大学からなんで。
高校のときはむしろ帰宅部なんで。

ドキュメンタリーの終盤。
終演後に涙を流してお互いを称えている生徒たちの姿に、
演劇をやることの純粋な美しさを教えてもらった気がして。
本気で高校生をやり直せるわけないけれど、
それでも、もし高校演劇で演出とか脚本とかやることになったら、
何もなかった僕の高校時代に、少しはやり返せるのかもしれない、なんて夢想をしてしまった。

……いまから高校教師目指そうか……偏差値的には到底無理だな。
弟は教師なんだけど。合唱部の顧問命だけど演劇部入ってくれないか。

そんなことはさておき、いつか生で高校演劇の大会を観てみたいものだなあ。
全国大会は演劇の甲子園と呼ばれてはいるものの、特定の場所でやるものではなく、
年によって開催地が変わるので、なかなか難しいのだけど。

では、また。
ニンゲン、いつまでがセイシュンなのか。

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