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ON AIR#449 ~キム・テギュン監督作品 「オオカミの誘惑」~

映画
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観ておきたかった映画がたくさんあるのに、なんだかんだで見のがしてしまう。
それはちょっともったいない。
学生の身分を生かして、観られるだけ観ておけとの先人の言葉を思い出します。

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オオカミの誘惑(2004)

田舎の女の子ハンギョンが、父親の死をきっかけに、再婚した母のもとへソウルへ上京する。
新しく通うことになった学校でたまたま出逢った学校一のイケメン不良、へウォンは、汚れを知らない無垢なハンギョンに恋をする。そのライバル校の、これまたイケメンの不良、テソンは、ふとしたキッカケから、へギョンを、幼いときに別れた腹の違う姉だと思い、彼女を慕い、ハンギョンを困らせる。
ハンギョンに対する想いの強さから、度々ぶつかりあう、へウォンとテソンだが、テソンの出生の秘密が次第に明らかになる一方で、三人には哀しい運命が待ち受けていた。

出生、病気、一途な恋愛。よくある韓国映画のイメージももちろんつきまとうが、非常にテンポがいいし、脚本としても、メリハリもある内容に仕上がっている。
途中で笑いやアクション映画の要素を織り交ぜつつ、次第にシリアスな内容に、上手く持ち上げている。

韓国映画の日本映画と違う良い部分はこうした、ドラマの盛り上げ方において、オーソドックスに、堅実に、観客を揺さぶるように作っているところにある。
外国映画に対する国内映画の興行が大成功した昨今の日本映画だが、中には、テンポに乏しく、後半で伸び悩み、平坦で面白みのない内容の映画もまだ多く、そういう映画は退屈に時間が過ぎてゆく。

脚本の書き手は、ありふれたようなシチュエーションを、いかにして飽きさせずにエンドマークを入れるか、それに努力したのではないかと、個人的には考察している。成功していると思うし、胸につまさせる内容でもあった。ただ、そのためか、少々節操がなかったようにも思う。

アクション、ラブコメディ、人間ドラマ。いろんな要素をバランスよく振り分けて書く。その難しさを感じた。
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