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ON AIR#3864 “News To Me!”

僭越ながら
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私は、わりと細かいところを気にしてしまう。
例えば、『蒲田行進曲』なのになんで京都の話なの?
というのがあったら、やっぱり調べる。
舞台をやっていると、気になる箇所がどんどん出てくる。

1960年代の物語を描いた舞台を観た。
むちゃくちゃ感動した。
主人公が最後にギターを弾いて熱唱する。
泣いた。笑った。
間違いなく、ここ数年では一番感動した舞台だと思った。
でも、その主人公のギターには1980年発売開始のSHUBBカポが使われていた。
物語の筋にはまったく関係ないのだから、別にSHUBBカポでもいいだろう、
いちいち言うのは野暮だ、と言う人もいると思うけど、
私が主人公を演じていたなら、間違いなく、若いころのジョン・レノンが使っていた、
めちゃくちゃダサいデザインのカポタストを使っていたと思う。

それに気づいたのは、今回の舞台『青の讃歌』でカポタストが登場するからだ。
こっちは1970年代の物語だから、SHUBBカポは使わないことにしよう、と話していたのだ。

誰も気づかなかったのだろうか。
それとも、わかったうえで、関係ない、とそれを使うに至ったのか、いまはわからない。
ネットで得た知識も、覚えてるものは覚えてるね。


最近見たほかの舞台では、
ネットニュースの記者が、戦時中にタイムスリップしてしまう物語をやっていた。
戦時中のシーンで、女優のひとりが、「ら抜き言葉」を使っていた。
気になったのでネットで調べたら、昭和の時代でも「ら抜き」言葉は少しずつ出始めていたようだ。
その女優さんが、解ったうえで、調べたうえで使っているのかはわからない。


江戸時代の話、時代劇やってる劇団でも、けっこうそういうのあるんだよね。
私は「サボる」という言葉、普段は平気で使うけど、
なるべく江戸村では使用しないように心がけたりとかしている。

たくさん述べたけれども、
何かを作る以上、気づいた時点でネットを使ってでもどんどん調べたほうがいいと思う。
ほったらかしにしていると、ずっとそのままだ。

でもさっき、作業しながらテレビ見てたら、ネットばかりで情報収集すると、
馬鹿になるんだとさ。林先生が言うんだから間違いないよね。
俺もレポート、コピペしたときあったしね。

ネットで知った知識ってなんでこうもすぐ忘れていくのかな。
それとも、調べる人次第?

「りくぶのきょうきしぶのねつ」って何だったっけ?
とか、何か月もしたらまた忘れてそうだ。


小道具で、法律の資料を使うのに、
表紙に堂々を「平成」って書いてあって、どうしようかと思っている。
黒のマスキングテープで消そうかな。

どんな細かいことにでも、リアリティは宿る。
こないだは、ポテトチップスが昭和の時代にあったのかで、
稽古場で話し合いになった。
昔の世界に生き、作り出すのは大変だ。
これだけ、昔の時代を調べるためにインターネットを活躍し、
その知識を使って、インターネットが活躍しない世界を演じる。
なんか不思議な感じです。

では、また。



【制作Iさんの誕生日に】
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