ON AIR#3696 “No Opinion”

巡回公演、35ステージ目。
山梨県北杜市にて。

しまった。
口内炎なのかどうかわからないが、口の中の下の歯茎のあたりが痛い。
おかげで科白がいいづらくてしようがない。
もっとも、これは自分のアップ不足なのか……。
とにかくいままでの公演のなかでは科白が全然いいように出なくて、
子供たちには非常に申し訳ないことをしてしまった。
言うまでもないけど、その公演は一度きり、一度だけしかその子供たちには会えないのだ。

ガムを噛んだり、(酸っぱい系の)飴を舐めるときには、気をつけている。
ガムなら勢いよく噛まないように、飴なら歯茎あたりに転がさないように……。

絶対にミスのない公演はない。
見えないところで、あるいは見える形で、ミスを犯すことはある。
問題はそれを含めても誰かに納得していただけるくらい本気で取り組んでいけるかどうか。
だって、次の公演でミスなくやればいいやと思ったところで、
今日のミスがなかったことにはならない。

とにかく、ミスをなかったことにせず、猛省し、もう二度としないように対策をしていくしかない。
そして、万が一ミスをしても、そこをカバーできるくらいの演技を集中して見せなくてはいけない……。
そんなことが簡単にできたら、苦労はしないけれど、
そうなれるように、いつまででも努力である。

二十代のころは、そんな責任感じみたことなど、考えたこともなかった。
ダメだった。クズ野郎だった。役者の風上にもおけないやつだった。
それも含めて、人生におけるミスも含めて……じゃあ明日どうするか。

何も考えずに、何にも縛られずに、
やりたいことだけをやれたら、どんなに素晴らしいだろう。
でも、そんな生活なんぞ、ありえないし、
いま与えられてる目の前の現状に、全力で立ち向かっていくしかない。
それに、その現状だって、実は捨てたものではないのだ。
望んだ結果じゃなくても、それが自分の力になるなら、喜んでやってやる。

そういう意味での、どっちでもいい、というのも、あると思うんだ。
どうなろうと、自分はやってやる、そう決めているから。

では、また。
疲れた。考えるのは疲れる。芝居は疲れる。当たり前だ。
疲れない芝居なんて、感動してもらえない。

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