ON AIR#3668 “THE LONG EXCUSE(2016)”

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【永い言い訳】

パンフレット、かなり欲しかったけど、取扱いがなく残念だった。
竹原ピストルさんは、俳優というよりシンガーソングライターのイメージがある。
なのでこういう作品に出ていて、しかも凄い存在感で、
気づけば竹原ピストルの気持ちになって観ていたことに驚く。

西川美和監督の作品は、やっぱり『ゆれる』がすごく好きなのだけど、
今回の作品はそれを更新するような……。
監督、とりわけ女性の監督のなかではかなり好きな監督。
(というか、作家なんですよね、西川監督は)
重苦しくなりそうな内容なところを、ちっとも重苦しくならない。
ともすればつい、くすっと笑ってしまいそうになる。
割とぜんぶ重く暗く描きたがる女性監督、女性作家もいるんだけど、
西川監督はとにかく、温かい。
そして観客の心をゆさぶる、起伏のようなものが強い。
思ったより映画らしさを追求してると思うんですよね。
私の好きなもうひとりの女性監督、タナダユキ監督とはまた違った、
ひたむきで、不思議な温かさがある。
なんでこんなに、ひとに対して温かくカメラを向けられるのか、とても知りたいところ。

気が付けば二時間経って、ほおっと、息をつく。
家族を大切にしなくちゃ、
身近にいる大切なひとのことも、心から大切にしなくちゃ、
すっごい使い古されたような感想だけど、そんなことを思った。

映画っていいね。
では、また。
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