14 2017

ON AIR#3580 “Shut The Hell Up!!”

茨城県は鉾田市にて公演。

何を、どう演じていても、それなりに不満は残る。
けれども本気で無心になって、演じているということを忘れている瞬間。
そこに出逢えたら、ある程度納得はできるかもな。
そしてそれは、自分ひとりでは、できない。
ひとりよがりではできないのです。
案外、気づかないものですよ。
わかっていても、できないときがあるし、しないひとがいる。


倉本聰さんの『プロフェッショナル 仕事の流儀』、ようやく視ました。
心を洗うような、本当に面白いドラマ、私はそれなりに、出てきていると思うのだけど、
倉本聰さんくらいになると、もっともっと、という想いは常にあるんでしょうね。
ほんとは、私たち若いひとが、そういう想いを持たなくてはいけないんですけど。
『走る』っていう舞台、観たくなっちゃったよ。
でも全部完売って。凄すぎるでしょ。
そういう舞台が、少なからず存在しているということです。
チケットでヒーヒー言ってる場合じゃない、早く、一秒でも早く、高みに上がらないと……。
だって、実際に倉本聰さんの演出する俳優が、そこにいるんですから。
自分は、上がれてないってことでしょう。
ただ素直に、悔しいですよね。


でも、倉本さんの演出を受けている役者のひとたちは、
純粋に、お芝居に向き合っている顔で、本当に楽しそうで、嬉しそうで。
私って、いったいなんなんでしょうね。
何をやっても、イラついてしまう。共演者にじゃないよ、できない自分自身にね。
演じるって、いったいなんだろう。
『走る』のテーマに似てしまうけど、
私は、何のために、演じるんだろう。


倉本聰さんは、脚本を書くときに、登場人物の履歴書を丹念に作ってらっしゃいました。
実際に書きだすまでのプロセスというか、根っこの構築が何より大切だと。
でもね、演じるのは役者だから、
シナリオという、設計図としては大切な登場人物の履歴書。
けれども、物語を作るうえで、ほんとうに履歴書を書き、刻まなくてはいけない真のライターは、
私たち、役者自身であるように思います。
脚本家が、ストーリーを書くのなら、役者は、自分自身を書く。


いまになって、一番演じることが楽しい。
でも残念ながら、自分の力不足で、演じる機会が少ない。
仕事が欲しい。見つけなきゃ。

では、また。
口だけのやつを、俺はいつまでやってるんだろう。



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【倉本聰さんが、もし北海道じゃなくて、沖縄に逃げていたら、どうなってたんだろう】
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