ON AIR#3374 “God's Trick”

巡業などで泊りがけの日が続くとき。
私はとても心配症なので、これも必要、あれも必要というふうに、いろんなものを詰め込んでしまう。
荷物が少ないひとって憧れますわ。


広島東洋カープ、黒田投手の日米通算200勝。
何をもって夢を叶えたということになるのかはひとそれぞれですけど、
その夢を現実にしたら、また新たな夢があるわけで、
夢は夢だから美しいという意見よりも、それをなんでもないことかのごとく、
通過点にしてしまえるようなひとはほんとにかっこいいです。

一緒に巡業回ってた先輩が松井秀喜ファンでね、
松井秀喜の活躍をもう一度見返すと、いかに彼が偉大なことをしたか解るんですよね。
ヤンキースが最後にワールドシリーズ制覇したときのMVP選手ですよ。
第六戦は、何か野球の神様に操られたかのような活躍で。
でも、それでも松井秀喜は燃え尽きることはなかった。
そこは最終目標ではなく、己の野球人生をさらに追及していった。

目の前の試合に全力を尽くし楽しむって、
頭でわかっているつもりでもなかなかできやしない。
けれど、いつだったか、黒田投手がその一球一球が、最後の投球になるかもしれないんだ、と、
いつか語っていた言葉が印象に残っていて。

いつかは終るということがわかっているなら、
彼の言葉は、誰のどんな仕事にとっても同じかもしれませんね。

私の演じる一ステージ一ステージ、吐く科白の一言一言、それはこれが最後になるかもしれない。
それを肝に銘じてやっていこうと思うのです。

では、また。
あのイチローですら、ワールドシリーズの舞台に立ったことないんだよね。
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