22 2016

ON AIR#3373 “Shaba”

東京の部屋を出る前に、冷蔵庫の中身を片付けなくては、と思っているのだが、なかなかうまくいかない。
食べたい料理と、有る材料が、イコールにならないときがある。
その料理を作るために、結局スーパーで買い足しちゃったりして、本末転倒もいいところではないか。

昔は、冷蔵庫に何もなくて、もう料理もしたくねえ、という状態になったとき、必ず行く洋定食屋が近所にあった。
クリームコロッケがとてもおいしくてね、チキンカツとタルタルソースも絶妙の組み合わせで、
東京に住み始めて間もない頃だったので、「東京にはこんなに旨い店があるのか!」と感動したものである。
ごはんは並の量でもかなり多く、味噌汁もおいしく、ボリュームたっぷり。食ったあとはかならずトイレの世話になるが、それもシアワセな時間であった。

しかし、いまはその店もなくなり、わけのわからない居酒屋になってしまった。
きょうもどっかの学生だかサラリーマンがたむろしてわめいている。本当に、うるさい通りになり下がった。
必ず夕方から角打ちの客が増えだして賑わう酒屋もいまはもうない。
お酒もそうだが、茎わかめが安かった。いまはそば屋になってしばらくしたあと、変てこなバルになって、これまたサラリーマンが夜な夜な騒いでいる。

生鮮食品こそ売ってないが、いろんなものが安くって非常に助かっていた全日食のスーパーも潰れてしまった。
店主の夫婦がとてもいい人そうだった。
潰れたあと、チカラめしの店のあとは、家系ラーメンの店だ。

ハッテン場だったであろうピンク映画の入り口、駅前のひなびた飲み屋街も、何もかも。
好きだった居場所が、どんどん無くなっていく。
私の記憶も、遠ざかっていく。

時の流れが、きょうはとてもむなしくて悲しい。
ひとは心のどこかで、ずっと変わらないものを求めている。

では、また。
雑記である。
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