ON AIR#3239 “The sixth year”

自分が三月生まれだからなのか、
それともいまやっている公演の稽古の内容のせいなのか。
今月は命のことをずっと考えている。
東日本大震災から五年が経った。
くしくも五年が経ったこの日は、あの日と同じ金曜日だった。

この出来事について何を語ろうとしても、陳腐な表現になってしまいそうな気がして、
私は、あまり書かないでおこうと思う。
思ったことを書くことよりも、必要なのは行動のはずだろうし。
だからこそ、いろんな方が、想いを口にしている言葉が、
どれも立派でたくましくて、勇気づけられ、心から尊敬できる。
自分の言葉で何かを語ることの恐ろしさと覚悟は、常に持っていなければと思う。

私はどうしても、ヤクシャなので、遠回しにでしか、
被災地に貢献できないんだ。
そのことがもどかしかったけれど、
ヤクシャじゃなければここまで震災のことを考えなかったかもしれないし、
ヤクシャだからこそできたことだって、たしかにあったのだ。

あの震災が残した物事を挙げればきりがないけれど、
わかっているのは、いま、私たちが確かに生きているということだ。
生きている限り、何かはできるはずだ。

風化させてはいけないと誰かが言うけれど、
忘れたくても忘れられないことがある。
忘れたくなくても、忘れてしまうことだってある。
そしてこれから生まれてくる子供たちは、「知らない」世代なのだ。
そのひとたちのために、何ができるかということも、考えていきたい。

某SNSが、ハッシュタグで「5年目」を推していたのには、残念な気持ちだったな。
こういうことこそ、風化の始まりなのではないか……。

では、また。




♪生まれ来る子供たちのために
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