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ON AIR#3238 “Study is to be patient of contradiction.”

「修業とは、矛盾に耐えることである」
と、先日話した、立川談春さんの『赤めだか』という本には書かれてあった。
むちゃくちゃな言われようでも、むちゃな要求でも、
理不尽なことにも耐え抜いたひとだから、談春さんの言葉には重みがある。

チケットが取れないということでかなり有名な方だが、一度独演会に行ってみたい。
落語には詳しくないけれど、いまの時代は便利なもので、いろんな動画が出回っているからね。

恥ずかしながら『下町ロケット』を視ていないにも関わらず、談春さんのことを知った。
それはやはりB'zの稲葉浩志さんと、さだまさしさんがいなければ、ありえなかったことだろう。
さださんが自身の番組で談春さんのハナシをしていたおかげで興味を持ち、
その矢先に稲葉浩志さんとの対談を動画で視たからだ。

その対談動画はいまもYouTubeにある。
この動画を視たひとに、ヤクシャや、ヤクシャ志望のひとが何人いるのかはわからないが、
ヤクシャにとって大事なことがやまほど語られている。
意地の悪い私は、この動画がどうか同年代のヤクシャに読まれないように願ってしまうのだ。
自分だけが読んだといい気になったって、自分が成長するとは、限らないのだけど。

そういえば私の通った大学にも落研、つまり落語研究会が存在して、
いま思えば、あのときもっと落研さんの会を観に行くべきではあった。
面白い亭号とか名前をもらっているひといっぱいいたんだけどな。

私がかつてケツを割ったバイト先の先輩も落研出身で、
そのひとは七年前に某落語家の弟子になって前座修業を始めたけれど、
四年後の2013年には、二ツ目に昇進していた。
いまの落語界で、四年での二ツ目昇進が早いのか遅いのかは不勉強なのでわからないけれど、
私なんか何年やろうといまだに(     )なんだから、
すごいことだと私は思う。

芸事において最後にひとを左右するのは闘争心だとも、談春さんは仰っている。
向上心よりも闘争心。たとえそのひとが晩年にさしかかろうとしてもだ。

なんだか立川談春ファンのようなしゃべりっぷりだけれど、
にわか落語ファンにすら成りきれてない奴の戯言なので、
どうかお聞き流しください。


では、また。
『アオイの花』の稽古も進んでいます。みんなで披露する演劇は落語より孤独感はないよね。



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【壁と孤独】



♪薄ら氷心中/林原めぐみ
落語を題材にしたアニメもいま放送されてるんですね。
椎名林檎さん作詞作曲で、林原めぐみさんとかね。豪華っすね。
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Comment

  • nano
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No title

田嶋さん、こんにちは。

学生時代の田嶋さんのお写真拝見して、勿論若い!って感想もありますが、何のしがらみもなく笑顔でお稽古している姿に気付かされました。

色々苦しい時期に応援してくれた人や想いを寄せていた人に連絡を取ってみようと思いました。
たとえ連絡先が変わっていようと(誰かしら知っているでしょうし)、環境が変わっていようと、自分や相手が前に進む姿を伝えられたら…、という気持ちになりました。

  • 田嶋高志
  • URL
コメントありがとうございます。

nanoさま

いえいえ、それなりに、しがらみがあったような気もするんですが、
学生時代の劇団活動はなんか、ひたすら楽しかったですね。
時間だけは無駄にあったものですから、全力で楽しいことだけしたいっていう欲望に忠実でした。
それ以外にも楽しいことはたくさんあったのですが、
(もっと言えば、芝居以上に楽しいことだってありました)
今の私があるのは、まぎれもなくこの時代があったからなのだと思うと、不思議なものです。
あのとき、誘われなかったら、全然別の人生を歩んでいたかもしれないので。

偶然にも立川談春さんの本のことを書いた記事にコメントいただきましたね。
立川談春は、後輩の志らくに真打昇進で先を越され思い悩んでいた時期があったようです。
あれだけ話題沸騰のひとでも、のたうち回りたいほど苦しい出来事があったんですね。
そう考えると、少しだけ勇気が出ました。同時に、もっと頑張りたいと。

苦しい出来事は、これまでもそうだったように、これから先もきっとありますよ。
だけど、環境が変っても連絡先が変っても、簡単には変らないのが築いた絆なのだと思います。
歩む道は違ってもひとりきりでは決してないんですね。

そして「歩」という字は「少し」「止まる」と書くようです。
nanoさんがどんな方なのか、私には知る由もありませんが、
たまには立ち止まって、振り返ってもいい、そう思えるような誰かと再会できることを祈っています。

その手助けを、私もできたのなら、こんなに嬉しいことはありません。

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