ON AIR#3230 “thin film”

きょうくらいしか観に行く機会がなかったので、
森川圭監督の作品『オトナの恋愛事情』を観にユーロスペースまで。
今年早くも二度目のユーロスペース。
ようやくユーロスペースの行き方を覚えた。いくたびに忘れて迷うんだよね。

私、田嶋高志もちょこっとだけ出演させていただきました。
どのような役かは観てのお楽しみです。
といっても今週金曜日まで、しかもレイトショー(21:10)しかありませんが、
気になった方は是非ご覧ください。
ほんとうにオトナの映画でした。すっごい月並みな感想で申し訳ありませんが、恋愛したくなりました。

前に森岡さんや森川さんに怒られたこともあるのだけど、
お芝居しないってことがときに重要で、
今回みたいな役ひとつとっても、自分で自分の演技を見て、
「ああっもう! その余計な動きいらないんだよ、田嶋!」
とか思ってしまうんだなあ。反省。
今回もそう。なんかやろうやろうとしちゃってんだよなあ。
演劇はお客さん、映画はカメラがそこにあるというのを(ヤクシャとしては)意識したうえで、
(ヤクとしては)あたかもそこに何もないかのようにふるまう。そこには何かあると考えてはならない。
これ、できるようで、難しいのです。
演劇はいるという前提でお芝居をすることがよくあるけど、映画の場合はそこすらない場合が圧倒的に多い。
で、いざ自分の出たシーンの映像を振り返ってみると、演じている最中ですら、カメラの存在にとらわれながら動いてたんですよね。
すべてを事前に計算しつくしたうえで、カメラを忘れてしまわないと、そこにいる人間には成り切れないのに。

どれだけ能書きをたれ、理屈でわかっても、それが実践できなきゃ、ハナシにならない。
ほんとうにそれは、技術を上げてからのハナシなんだ。
何年もやってるのに、いまだにできてないようじゃ、ダメっすねえ。

次の舞台『アオイの花』は、自分個人に関してはドキュメンタリーみたいに動けたらいいんですけどね。
ライブ行った方しかわからない話ですが、
“STRAYDOG”の新年会ライブで、森田さんが撮った短編に出てきた、マネージャーTさんみたいな感じでね。

しっかり演技で味付けしたほうがいい場合と、ナチュラルな素材を煮込みまくる場合。
使い分けが大事。

では、また。
『メイクルーム』、『メイクルーム2』を見た方は、私に対してどう思った?


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【ユーロスペースにて】
ストレイドッグ・ファンの方もいらっしゃってましたね。
ありがとうございました! また話しましょう!




♪003/back number
ひと聴き惚れ。
引きのあるタイトルをひねり出せるのも、ミュージシャンの才能のひとつかもしれないね。
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Comments 2

とくち

No title

舞台ずっと観てると、やっぱり役者さんそのものの人柄って出るもんなのかなーって思ってるんです。
そんななかどれだけ田嶋さんのことを知っているのかというのはあるんですけど、田嶋さんのお芝居観てると不器用さみたいのは伝わってくるなって感じてます。
や、こういうといい言い方じゃないかもしれないんですけど、でもそれがチネチッタの丸尾とか、メイクルームの村岡もそうなのかな、ものすごくハマってて、いいなあ、と思うわけです。
自分自身が良しとするかどうかもあると思うんですけど、自分の持つ特性をどれだけ活かせるかってのも重要なことですよね、きっと。

なんか生意気なこと言ってすいません…笑
ユーロスペースでお会いできて嬉しかったです!

2016-03-05 (Sat) 01:31 | EDIT | REPLY |   
田嶋高志">

田嶋高志

コメントありがとうございます。

とくちさま

ありがとうございます。
短所を逆に活かすって考え方は確かに有りかもしれませんね。
たとえばロックバンドとかでも「ヘタウマ」みたいなボーカルの方もいると思うんですけど、
それが味になるというか、この曲を例えば稲葉浩志さんとか小田和正さんが歌ってもまったく面白くない曲があるわけです。
でもやっぱり短所がいいんだぜ、って甘えてしまうとよくないと思ってて、
まだ私は「ヘタウマ」じゃなくて「ヘタクソ」なんですよね。
『映像都市』で吃音症の映写技師を演じ、それなりに頑張ったつもりだったんですけど、
こないだ『GS近松商店』の渡部豪太さんを見て打ち砕かれました……。
人柄や特性を活かすにも、技術がいるわけで、それは長い時間をかけて、磨かないといけないのですよね。
どの仕事にも言えることではあるのですが、ヤクシャは特に。

こちらこそユーロスペースでお会いできよかったです。
完全にオフモードで申し訳なかったです……!

2016-03-06 (Sun) 06:37 | EDIT | 田嶋高志さん">REPLY |   

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