ON AIR#3202 “Stage Staffs”

東京芸術劇場にて、西原祭と称して、『ぼくんち』、『女の子ものがたり』の二本立てが始まる。
ここのとこ二本立て多いねえ。それかキャストグループがやたら多い。
映画館の二本立てみたいな感じ?
映画と違って生身の人間が出演するわけなので、やるほうは大変だけど、
それをひっくるめて楽しむのが役者の使命ですから。

そういえば、舞台監督が伊藤新さんでしてね。
数年前に、舞台監督として何本もお世話になった方で、役者としても大先輩であります。
『閨房のアライグマ』の初演にも出演されていました。

仕込みの日に挨拶していたのに、きょう挨拶したら、
「お、タジー、ひさしぶりだね!」
なんて言われてしまいまして。
死人みたいになってたので、別人に思われても仕方ないかね。
でも、相変わらず笑顔の素敵な方で、話しているだけで温かい気持ちになれます。
狭い世界ではありますけど、図らずも、去っていくひとも多いわけで、
また逢えるということって、けっこううれしいことなんですよね。

当然のことですけれど、舞台は演出家と役者だけでできるものではありません。
伊藤新さんのような舞台監督だけでなく、照明さんや音響さんや美術さん、いろんな方のおかげで、
劇場という空間は成り立っています。
彼らがひとつ赤い光を舞台に照らし、狂気のメロディを奏でれば、
一瞬にして舞台の上は命のやりとりの現場に変わります。
そういう空間を作り出すために、本番の数日前から入念に打ち合わせてプログラミングして、
本番でのたった数分だけのために、役者の芝居を見、きっかけを狙い、待つ。
かっこいい専門職は数あれど、舞台スタッフって、注目してみると奥深いものなのですね。

終演後の役者面会のように、気楽に話しかけられたりはできないですが、
たまーに、スタッフさんらしき方を見かけたら、
心のなかでエールや感謝をしていただけたらと思うのです。
良きスタッフさんのもとでお芝居ができること、お芝居を見られること。
すっごく、しあわせなことですよ。

では、また。


20160201_203829.jpg
【スタッフ!】



♪いい日旅立ち・西へ/鬼束ちひろ
ピアノのイントロと、山口百恵のとはまた違った歌詞、すてきですね。
不勉強なもので、この曲の存在はきょう知りました。
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する