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ON AIR#334 ~太宰治 「斜陽」~

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ある事情で福島まで旅をしてました。
レポートは後日。


斜陽(角川文庫)

なんかすごくやるせない話だったなぁ。
生きることを嘆きに嘆いて、でもそれを必死に耐え忍んで、それでも生きていこうとする主人公の気持ちが痛い。

きっと誰かのために死ぬことが意志ならば、生きることだって意志で、主人公はたまたま後者を選んだだけのことで。

生きることと死ぬことに決して優劣はなく、同等の価値があるんだってことなんだろうかな。きっと。

でも物語の根底で渦まくのは作者の戦争に対する憎しみ。
戦争に勝ち負けもなく、優劣もなく、あるのは誰かを引き裂く絶望しかないんだ。

初めての太宰だったのでうまいこといえませんが、新鮮だった。
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