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ON AIR#302 ~ジョン・マッデン監督作品 「恋におちたシェイクスピア」~

映画
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毎週水曜日に受けている映画鑑賞批評は本当にいい授業だと思う。
自分の価値観が広がっていく。
「こういう映画もいい」と思う瞬間に出逢える。
逆に合わない映画の場合、どうしてそれが自分の性に合わないのかを考える。
自分の方向性が見えて、それをいかに広げるかを、自分の言葉で表現しなきゃいけないから面白い。
先生の選ぶ映画も絶妙だね。


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恋におちたシェイクスピア(1998)

脚本の発想がまずこの話は面白い。
シェイクスピアが、「ロミオとジュリエット」という名作を書けたのは、彼自身がそのような経験をしたからなのではないか、という観点で書かれるエンターテイメント映画。

しかし、エンターテイメント映画でありながら、本作は他のアメリカ映画にないテーマ性がある。特にこの映画は「恋におちる」ということだけを純粋に描ききっているのが潔い。

モチーフも、シェイクスピアが劇団で実際に演劇を作り上げていく、という内容が感動を盛り上げている。
芸術を映画に盛り込むのは難しい。「ウォーターボーイズ」や「Shall we ダンス?」など、一つの芸術がドラマとして膨らませるのは脚本を書く側からして見れば至難の技なのである。ヒューマンドラマの「生と死」、スポーツドラマの「勝と負」のような、明確な対立要素が見えにくいからだ。しかもそれを言葉ではなく、映像で表現しなくてはならないのだから、こういうタイプの映画がいどれだけ脚本家を苦しめるかは想像しやすい。その点で、本作は見事にそれを描ききっている。

これは脚本の教材にしてもいいくらいの良い作品。でも本じゃ、グウィネスの美しさは表現できないよなぁ。ここまでラヴシーンで観る人をゾクっとさせる女優も珍しいかも。
主演女優賞ももらったそうだし、グウィネスだけでも観る価値は十分ある映画だ(笑)
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