FC2ブログ

Radio Wavelog -Contact Of Personality-

ARTICLE PAGE

ON AIR#2769 “Stagnation”

映画
  • comment0
  • trackback0
一つ前の記事で、日本映画について書いたので、ついでに。

来る舞台『ゴジラ』に出演する、俳優の増田具佑さんが、ツイッターでこんなことをリツイートしていた。

桃井かおり、停滞する日本映画業界について語る

多少のデフォルメはあるのかもしれないけれど、ここまではっきり云われちゃ何も返せないよと。
映画館が少なくなってきているのは事実で、銀座で一館消え、吉祥寺もバウスシアターがなくなるし、三軒茶屋シネマも閉館となった。
巡業で行く先々、地方でも街の映画館はどんどん消滅している。富山なんかはもう三件くらいなくなっている。
早稲田や飯田橋など、元気な名画座もあるけれど、そこもいつまで持つかわからない。
景色としての映画館が、なくなってきていることがもう普通になっている。

映画業界に関してだけではなく、俳優陣にも言及している。
DVDの普及が原因なんだろうけど、最近ではメイキングとかが充実しすぎていて、ヤクシャ自身が舞台裏を無防備に見せたがっているような気もする。それを嬉しく思うファンもいるにはいるだろうけど、作り手側のはしくれとして、やっぱり表舞台だけで、お客様と闘いたい、というのが私のなかではある。
勘違いして、あれもこれもとオープンにしていってしまうのは、ちょっと違うような気がするのだ。

客と作り手には暗黙の境界線みたいなものが確かにあって、かつてはそれがちゃんとあったから、憧れとして飛び込む若者がいたはずなのだけど、いまはそれがあいまいだから、みんな知ったような気になって、皆が総じてネットで評論家になり得てしまっている。

広報を通り過ぎて過剰なプロモーションに走ったりするより、粛々と映画の本質で勝負できるような時代はもう来ないのかなあ。

何度も言うけど、作品で勝負したい。
『河童の笛』での巡業の模様を、いろいろと書いているけど、本当の裏側は見せない。
モットーというにはおこがましいかもしれないが、あくまで見てほしいのはステージの上なのだ。

この日の静岡の公演の子供たちの反応はとてもありがたかった。
できることは、真剣に演技するしかないのだが、終演後のお客様の声は、心強かった。
子供たちに、先生方に、また来てほしいと願われる舞台を作っていきたい。

では、また。





大好きな映画のテーマ曲で、DEPAPEPEと共演した音源。
この映画は、優しさにあふれた無垢な村が紡ぎだす痛烈なファンタジーである。

久石譲/Welcome To Dongmakgol
スポンサーサイト



Comments 0

Leave a reply