ON AIR#2743 “It's Barber Time!!”

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床屋へ行った。
ドラマの撮影で坊主にしなくちゃならず、時間もバリカンもなかったために急いでいったのが四年前。
それ以来である。
上京してからはずっと自転車で10分くらいの美容室に通っていた自分からしてみれば、すごい心境の変化ではないだろうか。

私がよく見ているテレビ番組で、最新の床屋事情が特集されていた。
昔に比べるとずいぶんと洒落た理髪店が増えたんだね。普通にカッコいい、行きたいと思ったもんね。
しかしあれだね、いっそ青山とか代官山とか行ってみようかなとも思ったが、カットと髭剃りだけで17000円かかるところがあると知ったときは心底恐れをなしてしまった。
ほぼ歌舞伎町とかのエッチなお店と同額じゃないかと思ってしまった。なんか比べる対象が間違っているような気もするが、やっぱり私は(歌舞伎町も含め)行ってはいけない。イモっぽい男がいまさら行ってもねえ、なんかひどい目に遭いそうだ。

しかしそもそも床屋に行きたいと思ったのは、映画『あ・うん』で、高倉健さんと坂東英二さんが髭を当たるシーンを視てしまったからである。
TSUTAYAとかで借りてきて視てもらえればおわかりになるかと思うが、ほんとうに気持ち良さそうだったのだ。
NHKの某職業特集番組でも、高倉健さんはプライベートで床屋に行くところを映していた。
オトコと理髪店。なんか切っても切れないそのカンケイ。そんな響きに、おのぼりさんゴコロをくすぐられ、行ってきた。

四年ぶりに蒸しタオルとか顔に乗せてもらったり、私のチャームポイントとも言うべきボーボーの眉毛も整えてもらったりして、極上の時間を過ごすことができた。
本当はもっとサッパリと短髪にしたかったのだが、巡業もあるのでできなかった。
河童の皿を装着しなくちゃいけないというヤクシャとしての事情があるのだ。
いちいち店員さんに説明しなくちゃいけないのが、まず恥ずかしい。
子供たちに演劇を届けている以上、プロとして立派な仕事なのは十分にわかっているが、
「えっと、仕事で河童にならなきゃいけなくて……前髪をしばらないと装着できないんですよ……えっとその、皿が」
案の定、若い店員さんの頭の上に、わかりやすいほどの「?」が浮かんでいた。

しかしお客さんもほぼ男性なら店員さんもほぼ男性という空間はなかなかよかった。
仕事を説明される以外、あまり話しかけられないのもいいし、美容室特有のなんか気恥ずかしくてむずむずする感覚がない。

どうせならもっと男臭い、ダンディズムしかない街の床屋さんにも行ってみようかどうしようか。

では、また。





槇原敬之さんの『髪を切る日』。
私は服を買っても、かっこいい時計や財布を買っても、そこまでテンションが上がらないンだけど、髪の毛を切ると、気分が本当に驚くくらいすっきりするし、出かけたくなるんだよね。
人生の節目節目で、髪の毛を切ってる。そんな気がする。
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