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Radio Wavelog -Contact Of Personality-

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ON AIR#2713 “Thank you, The Ultimate Warrior.”

観戦記
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アメリカのプロレス団体、WWEで数々の名勝負を生み出してきたスーパースター、アルティメット・ウォリアーが、4月8日に亡くなった。54歳だった。
レッスルマニアの第30回記念大会の前日である4月5日に、WWE殿堂入りのセレモニーに登場したばかりだった。

亡くなるその前日、WWEの看板番組であるRAWに出演。
そして次のような言葉を遺している。




“No WWE talent becomes a legend on their own. Every man’s heart one day beats its final beat. His lungs breathe their final breath. And if what that man did in his life what makes the blood pulse through the body of others and makes them bleed deeper and something larger than life then his essence, his spirit, will be immortalized. By the story tellers, by the loyalty, by the memory of those who honor him and make the running the man did live forever. You, you, you, you, you, you are the legend makers of Ultimate Warrior. In the back I see many potential legends. Some of them with warrior spirits. And you will do the same for them. You will decide if they lived with the passion and intensity. So much so that you will tell your stories and you will make them legends, as well. I am The Ultimate Warrior. You are the Ultimate Warrior fans and the spirit of Ultimate Warrior will run forever.”

『WWEのスーパースターは誰一人として己の力だけで伝説となったわけではないのだ。人は誰しも、心臓が最後の鼓動を打ち鳴らし、肺が呼吸という役目を終える日を迎える。そして、もし彼の成し遂げたことが他の人間を躍動し、興奮させ、血潮を熱くさせたのならば、彼の偉大な真髄と魂は不滅のものとなる。それは彼を讃え、彼が永遠に生き続けたということを証明する語り手、ファン、そして記憶により可能になるのだ。君達一人ひとりがアルティメット・ウォリアーという伝説を生み出したのだ。そして今もバックステージにはそんな伝説になるであろう選手がたくさんいる。ウォリアーの魂を持った者もいるだろう。君達はまた彼らに同じことをするのだ。彼らが情熱を持ち努力をして生きたかを見極めるのは君達なのだ。君達が彼らの物語の語り手となり、彼らを伝説とするのだ。私はアルティメット・ウォリアーである。そして君達はアルティメット・ウォリアーのファンだ。アルティメット・ウォリアーの魂は永遠に走り続けるのだ。』

(4月7日 WWE RAW アルティメット・ウォリアーのマイクパフォーマンスより)


まるで自分の死期が近いことを分かっているような、感動的なマイクパフォーマンスだった。
今年殿堂入りとなったスターの中から、あえて彼を出演させた団体も、おそらく最後になるかもしれない彼の願いを聞き入れたのだろうと思う。

WWEの隆盛期、黄金期を支えたスーパースターたちの急逝は珍しくない。
最近ではランディ・サベージが亡くなったことが記憶に新しい。
断定はされていないものの、多くはステロイド剤の大量使用による副作用が影響していると言われている。
ウォリアー本人も、自身の経験から、その危険性について警鐘を鳴らしてきたひとりだった。

私は、現役時代の彼を知らない。
きっと現役時代を知るファンにとって、これほど哀しい出来事は他にないのではないだろうか。
しかし、このマイクパフォーマンスが、後のWWEの最前線を生きるスターにとって、そして、これからの時代を進むWWEファンにとっての、いわば人生の指標になるような気がしてならない。

また来る未来に向けて、アルティメット・ウォリアーの魂を胸に、生きていこうと思う。

ご冥福をお祈りします。


では、また。
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