ON AIR#2707 “wire”

所属劇団の舞台に一年半出ていなかったので、その間に、自分だけでなく、周りの知人や友人をとりまく環境もそれなりに変わっている。
舞台やるんですよ、と報告、宣伝のメールを送っていると、そういうことに気付く。
ましていまは四月だ。それぞれがそれぞれ、新しい環境に飛び込み生きている。

友達のひとりは、九月から一年間イタリアに行くのだという。
極東を離れ、神の宿る都に単身行くのはさぞかし不安だろうけど、頑張ってほしい。
「がんばれよ」とメールしたら、「オンナー!!」だって。
ジローラモかい。そういうところは昔から変わっていない。

学生ではなくなり、演劇をやることでしか、昔関わりあっていた仲間と連絡をとりあうことはなくなった。
私は演劇をやることで、見えない電話線を繋げているのではないだろうか。
もし私がこういう仕事(になっているかは甚だ疑問だが)をやっていなければ、その電話線はとっくの昔に切れてしまっていただろう。

周りの大人たち、いや、私たちのような世代の含めて、彼らの会話を聴いていると、その会話の方向は常に後ろ向きだ。
マイナス思考という意味ではない。
単純に、語られる内容が、そのほとんどが過去の思い出なのだ。
話尽くすと、決まって、いまあいつはどうしてる、という報告会に落ち着く。

私もいつかは、歩んできたその過去のほうが長く、語るべき未来の短さに立ちつくす日があるのかもしれない。
それでも、目の前にある小さい未来に踏み出せるヤツでありたいと願う。

明日を語りたい。
いまを生きることに不平を云わず、諦めず、思い上がらずに。
自分の前をかつて行き過ぎた者たちと、たまには手を取り合って。

『閨房のアライグマ』のチケットを頼む友達が増えてきた。
それが素直にうれしく、ただただ感謝するばかりである。

シアターサンモールで逢おう。
では、また。





前にもかけたけどB'zの『ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜』。
ぬ~べ~、読み切りだけど復活するらしいじゃん!
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