ON AIR#2683 “Romantic Flight”

こんばんは。
今日は暖かかったですね。でも明日は、天気が悪いらしいので気をつけないといけませんね。

今日の巡業先は体育館に暗幕がなく三面ガラス張りだったので、前日の時点でセッティングし、窓という窓に農業用マルチという黒いビニール幕を暗幕の代わりにガムテで貼っつける作業をやってきたのだが、今日いざ行ってみたら、南のところにある窓に貼ったマルチがだいぶはがれてしまっていた。
しかも窓から隙間風も吹いていないのに、マルチがぷくぅと膨らみ、他のガムテープもはがれようとしていた。
理科的なことはまったくわからないのだが、太陽の熱が窓ガラス周辺の空気を膨張させて、まるで風が吹いているかのごとく幕を膨らませてしまっているようなのだ。
やむを得ずガムテープを増産して直したものの膨らむ一方。結局、脚立を立ててガラスに立てかけ、膨らみを抑えて公演を迎えた。
本番は無事終ったが、途中でやっぱりガムテがはがれてしまう部分が増え、最後の暗転はけっこうな明るさになってしまった。

劇団では、必ずしも表向きの演技だけをやるわけではなく、そういうスタッフワークも非常に大変で、私なんかはいまだに足を引っ張ったりすることがあり、もっと手際よくやれればなと思う。
体育館が二階にある学校もあって、その場合は二段箱というとても重たい照明機材が入った箱なんかを二階まで持ち運ばなければならない。なぜかこの三学期は二階体育館が多く、おかげで最近、初めて上腕二頭筋の筋肉痛に襲われた。
それでも、子供たちは興味しんしんで観てくれたし、終ったあと作業する私たちを目を輝かせて見学してくれた。そういうのはありがたいし、嬉しい。こういう仕事もあるんだって思ってもらえたらいい。

今日は学校の140周年記念式典の一環で演劇鑑賞会が行われたが、式典ではやはり東日本大震災の話があった。
まだ住む場所を失ったひとたちはたくさんいる。津波に流されてしまった学校だってある。
いま生きている喜び、こうやって学校が存続している喜び。今日も明日も学校へ行き、いつかやがて卒業生になっていくよろこび、そういうのを感じられる子供になってほしい、と。

私たちも巡業で回っていれば、東北へ行くことがある。
三学期公演は毎年、関東近辺を回り、地方へ行くとしても、先日の神戸のようにこの時期は暖かい関西方面へ向かうから、たまたま震災の当時、東北を回ってなかっただけのことだ。時期がひとつずれていたら、ハイエースだってひとたまりもなかったはずなのだ。
民話芸術座さんも長くやっている劇団である。1995年に神戸へ行っていた可能性だってあったはずだ。
いつどこでどんな災害や事故に遭うかわからない。私だって昨年足を怪我したし、トンネルの天井だって崩落するような世の中だ。

そう考えると、生きていることがまるで何かの奇跡のように思える。
生きている意味を見失って絶望にひたる必要なんかない。
生きている意味なんて探さなくても、いまそこにいるだけで、そのままでいいんだと、子供たちには思って欲しい。


明日は三学期公演千秋楽。
奇しくも、最後は茨城へ。
茨城へ行くのは久しぶりかもしれない。
あまり取り上げられないけど、茨城も確実に津波の被害に遭っている被災地です。
茨城の子供たちに、何を届けられるだろう。

行ってきます。

では、また。





米米CLUBで『浪漫飛行』。
石井竜也さんの実家は津波に流されて全壊した。
耐えきれないような悲しみを超えて、米米として新曲を発表し、いまでも現役で歌う姿には勇気をもらえる。
浪漫飛行の歌詞は昔から大好きだった。
あきらめという名の傘じゃ雨はしのげない。

どんなときでも、いつでも、その時の心を忘れないで生きよう。
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