ON AIR#2664 “NAOKI”

銀行から離れたとしても、全く問題なく人は生きていける。
銀行だけが全てではない。
目の前の人事一つで全てが決まるわけでは決してなく、人生というものは結局のところ自分で切り拓くものである。
肝心なことは、その時々に自分が全力を尽くし、納得できるように振るまうことだ。
(文春文庫 池井戸潤 著『オレたち花のバブル組』より)



こんばんは! 寒い夜が続きますね。
風邪に気をつけましょうね。


四月の舞台、『閨房のアライグマ』の稽古だった。
後輩の佐々木直樹、ラーメン屋のバイトをクビになってから、何か憑き物がとれたように芝居に打ち込んでいる。
前は、江戸村にいても、常にどこかイラついてるふしがあって、誰かの悪口を言ったり、表と裏があるな、という印象がぬぐえなかったんだけど、いまはとても素直な青年に見える。もちろん人間の本質なんて、私の感覚だけでは測れないのだが、いま目の前にある大切なものにまっすぐに取り組んでいる。

奔放に生きているひとを無駄に貶しているやつも多いけど、甘かろうが自由に生きればいいんだよ、と思う。
誰かの評価なんて、本当はどうでもよく、ただ自分が関わってきたことに正直に向き合えるひとのほうが美しい。
ひとは、そのときどきの結果を受け止めて、ひとつひとつの人生の局面を、ただ進んでいくことしかできないのだから。
それを「偏ってる」と嘲ったり中傷したりするのは、甚だ的外れで、冒涜するのもいいかげんにしてほしいとさえ思う。闘い続けるひとの涙や笑顔に失礼なことばかり口走るひとたちには虫唾が走るし、誰かを愛したり応援する資格などない。そんなことを思いながら昨夜は『ピースとハイライト』を聴いていた。

半沢、じゃなかった、佐々木直樹よ、ありがとう。
新しいバイトが決まっても、いまの純粋な気持ちを忘れないでいて欲しい。
その後ろ姿を見ながら、私もがんばるよ。
いい公演にしようね。

でも遅刻はするなよ。

では、また。





私の大好きな日本映画『リンダリンダリンダ』から。
『リンダリンダ』と『終わらない歌』。
歌ってるのは韓国人女優、ペ・ドゥナ。上手さなんて関係なく、情熱が汚れた胸を穿つ。

四年後は平昌。
オリンピックにすらラブもピースも見出せないような人たちが、いまこの国の主流を作ってる。
だから私は一流の映画を観たい、素敵な音楽を聴きたい。
そこには正義も悪もなく、ただひたすら感動だけがある。
だから私は、夢を見、胸を踊らせるのだ。
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