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ON AIR#253 ~ジョン・ヒューストン監督 「黄金」~

映画
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毎週水曜日の四限は映画鑑賞批評という授業があります。
その名の通り、映画を鑑賞して批評する授業です。
名前も聞いた事のないマイナーな映画ばかりですが、中には映画作家の教科書となり得る作品が隠れていたりします。


黄金

黄金(1948)

職がなく、一日の生活がやっとのことで成り立ってる貧乏男、ドブスが、一攫千金を夢見て仲間のカーティンと宿で知り合った老人と砂金探しの旅に出るお話。

この映画はアメリカの映画なんですが、アメリカのアドベンチャー映画の原点のような素晴らしい映画でした。
まず序盤で金がないという二人の貧しさを出しておいて、この物語の目的が「一攫千金」だとちゃんと分かるし、それができるかできないかという危うさを秘めた絶妙なノンストップのストーリー展開には脱帽です。
それと同時に、主人公であるドブスが金を掘っていくごとにだんだん変わっていく様が面白い。金は人を変えてしまうという人間には当然ある心理を見事に描いていると思います。

それだけにラストの爽やかはこの上ないです。すべてが終わったあとに見えてくる希望と笑顔。最高の伏線と共に、この映画は終わります。

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いや、本当に面白いです。こういうアメリカ映画が最近はないような気がします。大作では映像に力入れすぎて筋がないものが多いですね。
先日観た「ホテル・ルワンダ」は社会派で、本作とは内容がまったく違いますが、両作品に言えるのは、伝えたいことがちゃんと分かることです。脚本の力、恐るべし。
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