ON AIR#2228 Kenji's spring

『けんじ君の春』は、無事終了しました。

最後の最後に、佐々木直樹演じるけんじ君が、
長科白を言うのですが、
そのときに、照明・音響ブースで、
ひっそりと僕は涙していました。

“STRAYDOG”の先輩の森田亜紀さんが書いたこのお話は、
カンタンに説明しちゃうと、
借金まみれで、それでもあっけらかんと人生を生きてる男の子が、
女の子を本気で好きになって、
その女の子があることで悩んでいて、
それと本気でぶつかって人間として成長するっていうお話なんですけど、
それが最後に、一気に自分の心にグサグサと刺さって、どうしても涙をこらえることができませんでした。

『けんじ君の春』に登場するひとたちは、
みんな何かしらの悩みなんかを抱えていて、
遠まわりな人生を歩んでいるわけですが、
遠まわりでも、いいんだと、森田さんに優しく言われているような気がして、
心が温かく、なったのでした。

誰かを好きになったり、大切にしたいと思う気持ちは、
どんなひとにもあると思いますが、
それを、本気で持ち続けることは、ときに苦しみもともなうし、
勇気の必要なこともあると思います。
それでも、相手を、愚直に、信じることで、
血よりも濃い何かを、手にすることができるんじゃないかって、僕はいま信じています。

この舞台を観たひとが、
登場人物の誰かに、自分の人生を重ねて、
一歩を踏み出せなくてもいいから、
ちょっとした、前向きになれるきっかけを、手にすることができたなら、
こんな幸せなことはないなと、
出演者でもないのに、思っています。

そう祈ることしか、祈ることしか僕にはできない。
スポンサーサイト

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する