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ON AIR#2004 フランクフルトの奇跡

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「フランクフルトの奇跡!」
(おそらく日本人で最初にこの言葉をツイートしたのは僕だという自信がある)

いやはや、感動した。
真夜中(というか朝方だった)なのに声を上げてしまった。
男子のW杯だろうが、女子のW杯だろうが、優勝は遠い夢だと思っていた。
僕らの一生のうち、もう一度あるかないかくらい、ありえないことなのだと。
しかし、なでしこは、それを現実のものにしてみせた。
間違いなく日本サッカー史に残る名試合として刻まれるだろう。

一方で女子W杯の試合がなかなか地上波で放送されないというのは、非常に残念だった。
僕自身、女子W杯が始まっていたという情報自体、だいぶ後になって知ったことである。

悪い言葉で言うならば、日本の放送各局は、女子のW杯をナメていたのだと思う。
男子に比べて、女子は……という、無意識の中の、差別、ではないにしろ、なんらかの先入観があったのだ。
仕方ないといえば仕方ない。Jリーグに比べて女子サッカーはまだまだ日本では知名度が上がらない状態ではあったし、代表だって、弱い時期や、澤の孤軍奮闘の時代があったことも事実。
だいぶ昔に女子サッカーを観たときに、迫力のなさを感じたことも僕自身あった。

しかし2011年。。
いざ、フタを開けてみれば。
決勝戦のスタジアムは超満員、大歓声。
選手のプレーも僕が昔見たものとは、まったく違う超一級のプレーの連続。
むしろ、ファールの少ないクリーンなプレー、選手のエゴの見当たらないチームワークに、すぐに引き込まれていった。

なでしこJAPANの精神力はすごかった。
最初から「ベスト4」を目指した男子代表と、
最初から「優勝」を目指した女子では、タフさが違う。
男子も女子もPKまでもつれこんだわけだけど、結局PKでも精神力が問われる。

「最初から1番目指さないと2番にだってなられへんのや!」
と、僕が出演した公演の科白にあったけど、まさにその通りだ。

アメリカの選手もすごかった。
中でもワンバック選手は、PK戦後、あれだけの失意の中でも気丈に、日本の選手たちと握手を交わしていたのが素晴しかった。
対戦相手をたたえることができる一流のプレーヤーだからこそ、日本を苦しめた。

本当に楽しかった。
これで女子サッカーも、代表戦ならテレビ放送の機会が確実に増えるだろう。
これが来年のロンドン五輪でも観ることができるなら、さらに嬉しいね。
(女子は、フル代表ですし)

優勝したとはいえ、まだまだ日本の女子サッカー界自体はまだ発展途上なのだと思う。
詳しくは知っているわけじゃないので、知ったかぶりはできないけれど、
まだまだ充実した援助があるわけではないみたい。
スポーツ振興費用も仕分けされ、プロ選手もかなり少ない。
別の仕事をしながらサッカーを続けている人もいる。
優勝しようが、帰りの飛行機は全員エコノミークラスだったようだし、
「お金がない!」という悲しい科白のもと、逆境の連続の中だったらしい。

しかしながら、なでしこJAPANの佐々木監督は、決勝進出後の記者会見でこんなことを語っている。

記者「ドイツは優勝したら1人6万ユーロ(約672万円)をもらえることになっていた。日本は?」
監督「われわれはお金より、こういう大会でピッチに立てる名誉を大事にする。ただ、記念の腕時計ぐらいはいただけるんじゃないか」

「練習でしたこと以外は本番では出せません」とも言ってた。

だから、普段どう生活いているかが、試合で問われるのだとか……。

(なんか、舞台演出家みたいなことばっかり言ってる!)

仰る通り。
カネなんかより大切なことを追求していかないと、栄光なんて手にできないのだ。
わき目もふらずに闘った人が、勝ち取れるものが、あるのだ。

すごい、元気もらったよ。

最後に余談ではあるけれど、なでしこJAPAN、GKの控え選手である、山郷選手は、僕の母校出身者。
信頼もされていたようで、絶対的な控え選手がいるということが、正GKの海堀をさらに強くさせたのではないかと、個人的には思っていますし、僕の母校から偉大な代表選手が輩出されていることを、とても誇りに思います。

本当に本当にありがとう、なでしこJAPAN!
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