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Radio Wavelog -Contact Of Personality-

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ON AIR#185 ~小泉吉宏「ブッタとシッタカブッタ」~

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まぁ一月も、最後の日となってしまった。

去年であれば、明日、我が大学の放送学科の試験だったはずである。友人にはネタ(?)としてよく話していることであるが、放送学科の試験、極度の緊張により、一次試験がまったく解けなかったという苦い記憶がある。

そのあと、両親が自分のために、僕の大好きな赤色をラッキーカラーとして買って来てくれた赤いジャンパーを着て、その後の試験に臨んだら、受かったとかいう個人的エピソードもある。

今日はそんな、まことにラッキークッキーもんじゃ焼きな赤いジャンパーを来て江古田に向かった。下手したら一生行けなかったかもしれない江古田キャンパスに、思い出のジャンパーを着て行くなんて、なんだか感慨深い話である。

入試シーズンなので、ちょっと無駄話をすると、なぜ自分がここまで今の大学にこだわっていたのか、今となってはわからない。ただ去年の今頃は、

「どうしてもこの大学じゃなきゃヤなのッ!」
「入れなかったら出家だってしちゃうもん!」

という青臭い気持ちばかりがあった。若い、ということは不思議なものだナ。

さて、そんな江古田キャンパスになぜ僕が行ったのかというと、江古田キャンパスの部室が、今年、改装工事によってあとかたもなくぶっ壊されてしまうので、今のうちに部の所有物を所沢キャンパスに移してしまいましょう、というイベントがあったためである。暇な人は、江古田キャンパスに行ってみてください。大量のアスベストを舞い上がらせて工事してますから。

それで、荷物を運んだり、整理したり、掃除したり、という作業をした僕なのだが、僕は、根っからの整理整頓がダメな男である。どこかを整理しようとすると、整理しきれず、余計にキタナくなっちゃうのである。
たとえばCDを整理しようとして、一度机の上で整理しようとしたら、

「ドんがらガッしゃーッ!!」

という音を立てて落としてしまう、ドジな一面がある。

なので、重いものを運んだりとか、そういうのだけしたのだが、なんだか結局は、部員の皆さんの足を引っ張ってばかりになってしまった。嗚呼反省でございます。


そのあとは、引継ぎ。

何を引き継いだのかというと、新歓隊長という役職である。新歓隊長は、この春やってくる新入生の部活勧誘の長、みたいなもの。

江古田の喫茶店でケーキセットを奢っていただきつつ、しめやかに行われた引継ぎ。いろいろと励ましのコトバをかけられた。
実は、責任ある役職だけれど、あまり不安などはなく、むしろ、「やってやろう」という気持ちが強い。ホント、これから大変なこともあるだろうけど、この熱い時期をなんとか飲み込んでいこうかなと。

そのあとは、江古田の台湾屋台村という店で、部員の皆さんと食事。
僕は、昨日も言ったとおり、食べると貝のようにだまってしまうのが悪い癖である。どちらかというと、食いながら人の面白おかしい話を聴いてしまう方なので、話しかける努力って必要だなぁと切に感じた。飲み会なんだから、というわけではなく、これから後輩が来たときに、積極的に話しかけてあげるのは大切じゃないかと思うのだ。それで後輩が安心できれば、とちょっと考えている。

でもだからといって、

後輩にいきなりチューはできないよね!




今日は僕が、しょっちゅう読む本の紹介。

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ブッタとシッタカブッタ/小泉吉宏

この本は、僕が行き詰まり、ナーバスになったときによく読む本である。

主人公はシッタカブッタというブタ。彼は辛い恋を経験し、思い悩む。そしてブッタ様というブタや、一匹の蟻との交流を通して、自分を悩ませるものはいったい何なのか、悩みの根の根は何なのかを探し始める。

本書には、「心の運転マニュアル本」とあるが、そのとおりである。

しかしながら、これは小難しい哲学書でもなければ、自己啓発を促すような本でもない。この本の中心は、ただの可愛いブタくんの四コマ漫画である。もちろんブタくんの可愛さに癒される、というのもあるだろうが、その四コマ漫画には、人生において誰もが経験するような心の迷いが、端的に表現されていてわかりやすい。その上で、

「あ、こんなことってあるよなぁ」
「わかるなぁ、この気持ち」

と感じるだけで、親近感のわく方も、きっといるはずだ。

そう、この本は、最近本屋でよく目にするような、「どうすればうまくいくか」というような、具体的でありながら実効性のないマニュアル本ではない。あくまで「心の運転」について、自分なりに考えるキッカケをくれる本なのである。

かくいう僕も、この本にはよくお世話になっているのだが、読み返すたびに、今まで気づかなかったことに気づいたりする。それは、自分が大人になったことでいろんな経験をして、わかるものもあるだろうし、はたまた、自分がいつしか忘れてしまったものをもう一度思い出すというのもあるのだろう。この本は、心構えの書のように、いつも僕の本棚にひっそりとしまってあるのだ。

「そのまま」でいることの大切さとか、幸福が続かないなら、不幸だって続かないとか、苦しいことは実は楽しいことの一部だとか……。
少なくとも、自分の人生観は、この本からの影響がある。全部鵜呑みにしてるわけじゃないけど、自分が辛いとき、幾度となく救ってくれた本には変わりありません。

可愛くて、ドジで、憎めない。そんなシッタカブッタと、一緒にもがいてみてはいかがでしょうか。




ジオラマの花/ジャパハリネット

満ちて気たる日々の果てに 満ちて死ぬ世界ある
ポッカリ穴が開いた 風花舞う日の事
何故か春日向想い込む 満ちた果てに欠けるもの
答えなどでるはずも無い この今がある限り

とぎつい色彩のネオンの中 一人たたずむ
強がっては言えなかった 霞んでく 影 一人辿った

この道が満ちるのは 果てないから 欠ける事 想うだろう
苦い事 怖い事 だからもう 捨てるコト

夢半ば砕け散った 君は何をしたかった
陰り道繕うように 青空仰いだ
満ち来たる今日散る華 そして明日へと咲く蕾
道ならぬ幻に ジオラマの花は咲く

生き急ぐ若き日々 あの日死んだと思った心
目を覚ませば今日があって 気が付けば望みの灯 みつめてた

陽炎が立ち揚がり 街並みは輝いた
目に写る在るがままは 満ち来たる浮世の絵

無色だった心の隅 ほんのり色づけば
手をとられ歩く夢が 次第に動き出した

「またきっと いいコトあるよ」心から想えれば
喜びと悲しみ咲いた あの日が手をとりあう

時が過ち想い出は 風となり花と咲く
気高く咲き誇って 気高く散ったジオラマの花



聴いていて、「ブッタとシッタカブッタ」にも通ずるメッセージが含まれているような気がしました。
ジャパハリネットの中ではかなり好きな曲です。名曲だと思います。

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Comments 4

劇団銅鑼  

こんにちは。
突然失礼します。
東京都板橋区に本拠地を置く劇団銅鑼と申します。
重松清原作「流星ワゴン」舞台化のご案内です。
2月3日~2月5日相鉄本多劇場(横浜)・2月9日兵庫県立芸術文化センター中ホール(西宮)で上演します。
公演の詳細は劇団銅鑼HP
http://www.gekidandora.com
をご覧下さい。
昨年東京で初演、高い評価を受け、口コミでSOULD OUTを出せた作品です。
お近くでしたら、是非ご覧下さいませ。
よろしくお願いいたします。)

2006/02/01 (Wed) 16:31 | EDIT | REPLY |   
のび太は受験生  

コメントありがとうございます。

突然の宣伝、ありがとうございます。
こんな偏屈な文章ばかり書いている私ですが、実は私、日本大学芸術学部で文章を学んでいる身でございまして、ついでに言っちゃえば、重松清が大好きでございます。

そんな私の大好きな重松清の代表作、「流星ワゴン」の舞台化があるとは知りませんでした。非常に興味をそそられます。しかも私、密やかながら友人の主宰する小さな劇団に所属しておりまして、まだ正式な旗揚げはしていませんが、脚本を中心に頑張ろうとしている身であります。演劇を学ぶにも、いい経験になるかもしれませんね。

ですが、私、残念ながら、兵庫は言うまでもなく、横浜からも遠く離れた埼玉県の辺鄙な街に住んでいます。何しろ隣が群馬県なのです。本当に惜しいのですが、その公演にはちょっと行けないかもしれません。

しかしながら、劇団銅鑼という劇団の名前は自分の心にしっかりと焼きつきました。私も、劇団銅鑼の皆さんに負けないように、芸術を志す一人として、精進していく所存であります。このたびは、丁寧な宣伝、本当にありがとうございました。よかったら、私のブログも読みに来て頂けると嬉しいです。

2006/02/01 (Wed) 23:46 | EDIT | REPLY |   
ゆう  
とうとう出ちゃったね

うわさは本当だったよ。
http://himitsu.ath.cx/4

2006/02/08 (Wed) 14:21 | EDIT | REPLY |   
のび太は受験生  

コメントありがとうございます。

突然の宣伝、ありがとうございます。
しかしながら、どういううわさが本当だったのか、自分では皆目見当がつかないのが残念でなりません。

杉田か○るとは、かなりマニア受けしそうですね。自分は、杉田玄白の「解体新書」を見てみたいです。

2006/02/08 (Wed) 15:22 | EDIT | REPLY |   

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