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ON AIR#1658 心ある人たちへ

舞台
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・芝居の難しさを、心から思い知る。

この舞台の稽古をやり始めたときの気持ちで、またやってみるべきなのかも。
お客様の多くが温かくて、救われたけど、これではダメだ……。

いろいろやりすぎて、芝居の意図が伝わらなくなっている。

終演後。
悔しかった。
つとめて笑顔でいるようにはしているけど、それでも、悔しかった。自分を恥じた。

面白いモノを創ろうという意識は、持っていたい。
でも、その方向性を間違えてはいけないんだよ。
一緒に飯を食って、いろいろアドバイスしてくれた先輩の言葉がありがたかった。
厳しくて、優しくてさ。

忘れちゃいけない。

ってか、今回、先輩方が忙しい中ずっと支えてくださっているので、頭が上がらないのです。
嫌な顔ひとつせず、作業してる先輩たちを見て、僕がいかに今までわがままだったかを知った。
僕は学生演劇上がりの男だから、裏のこともいっぱいやってきたつもりだから、役者だけが全ての仕事じゃないと思ってたほうだけど。
それでも、見失ってた。学生演劇やってたときの、みんなで何かを創るその気持ち。

学生演劇時代の仲間も、今日来てくれた。
なんか、あのときを思い出せたよ。


・高校の友達がやってきたのだが、今も深谷(埼玉)に住んでいると思っていた。
あとで面会で、話を聞いたら、彼は今、伊豆に住んでいるのだそうだ。
僕の記憶が正しければ、母校、本庄第一を卒業後、大学へ。その後なぜか農業をし、違う学校へ行った。
そして今は、ひとり伊豆へ行き、今はそこでホテルマンをしているらしい。

壮絶な人生だ。すっごい面白い生き方をしている。
彼からは話を聞けば、シナリオの一本や二本、できてしまうんじゃないか。

いやそれよりも、伊豆から、仕事を休んでわざわざやってきてくれたのが、嬉しかった。
自分の立場だったらどうだ?
自分が伊豆にいて、友達が舞台をやるから観にきて、と言われたら?
しかも4500円のチケットで。

自分は行くのか? わからない。
たとえ親友でも、仕事を休んでまで、人の芝居を観るだろうか。

すごく嬉しくて、何度も「ありがとう」と言ったけど、彼は「いやいいんだよ、いいもの見させてもらったから」と、笑顔で帰って行った。

伊豆からの友達だけではない。
昼公演には、名古屋から親戚もきた。何年かぶりに従姉妹にも会えた。
デジカメで何枚も写真をとってくれた。

夜公演には、埼玉の田舎から親戚がきた。
売れもしていない僕のサインをもらっていった。

どうして、僕なんかのために、と本当に考える。
どうして、こんなにも人に優しくなれるのか、教えて欲しかった。

僕は、一人だけで芝居をしているんじゃない。
一緒に共演する人がいて、裏でたくさんの人が、支えてくれている。
僕は、本当は舞台の上で芝居をしているんじゃない。
そう、ときに常識を超えた、誰かの優しさ、誰かとの絆の上で、僕は、今、この仕事ができている。

だから、いつだって手を抜いてはいけないんだ、お芝居というものを、ナメてはいけないんだ。
苦しさ、悔しさ、いろんなもんを全身で受け止めて、舞台の上でのエネルギーにしなければいけない。


・今日は悔しくて悔しくて、嬉しくて嬉しくて、涙出そうだったけど、まだ早いよ。
涙するのは死ぬときでいいや。
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