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ON AIR#1534 「散」

僭越ながら
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さくらまつり

・用事があって、府中まで。
府中は桜が満開で、とてもきれいに、花たちは、与えられた短い春を懸命に咲いていた。


・元・広島の野手で、現・巨人の木村拓也コーチが、クモ膜下出血で倒れ、重体という事実を、今さっき知った。
奇しくも、赤ヘルをかぶり、華々しい現役時代を生きた広島の地だった。

去年まで現役選手としてバリバリ戦っていた選手だ。
現役から退いたことで安心したのか、コーチとしての新たな生活の中にストレスを感じていたのか、それは分からない。
ただ、分かるのは、人がいつ倒れるのかなんてわからない。死ぬのかなんてわからない。
虫の知らせなんてものは、たいがい、ないものなのだ。
一人のファンでしかない僕には、ただ、祈ることしかできない。何も、返せない。


・『母の桜が散った夜』は、脳溢血で母が亡くなってしまった息子の、過去と現在の物語だ。
桜は、母さんだ、という印象的な科白があるのだけど、そこに、何の孝行もしてやれなかった息子の想いが詰まっている。

明日、母に会う。
桜満開の公園のある上野に母が来て、一緒にご飯を食べてくる。

金銭的なものはもちろん、たくさん、たくたん迷惑ばかりをかけているのに、結局、何も返せない。

劇中の言葉をすこし借りるなら、どうしたらそんなに人を愛せるのか、教えて欲しいと思う。
僕は、誰も愛せずに、躓いてばかりいる。
尊敬する人、好きな人、バカをやれる人はたくさんたくさんいるけれど、誰も愛せていない。
愛せないことで、いろんな失敗をしてきたのだ。


・僕が応援していた友だちのバンドが、解散していた。
ホームページには、解散理由はなにもなく、ただ、報告だけがつらつらと書かれていた。
最近は、金がないくせに、ライブにも足を運んでいた。
とても、いい音楽だった。正直、プロになれる実力も十分にあったと、素人なりに思う。それなのに解散するなんてもったいない、っていうのは、一ファンの考えでしかない。メンバーそれぞれの事情があるのだから仕方ない。

続けることは、大変だ。さまざまな障害がある。
あのオアシスだって、解散してしまった。
チャゲアスも、ウルフルズも、サザンオールスターズも、活動休止中。


・自分のことを考えたすえに、何かを止めたりすることは、決して悪くはないと思う。
誰かを愛して、その結果、夢を捨てた人、愛するために捨てようとする人を、何度も見て来た。

一箇所に留まらないことはかっこいいかもしれない。
バンドをとっかえひっかえ、劇団をとっかえひっかえ、バイトをとっかえひっかえ。それも何かの役に立つかもしれない。
けれども、心に、何か、違和感を感じるのは何故だろう。


せめて僕は、何も愛せなくとも、返せなくとも、続けることだけはしていきたいと思う。
休止とか、解散とか、あきらめるとか、やめるとか、そんなことだけはしたくないと思う。
どんな醜態をさらしても、誰かの心を食いつぶしても。

人はいつ倒れるかわからない。死ぬのかもわからない。

なら、そのときまで、与えられた季節の中で、咲こうとしたい。

それくらいの覚悟がないと、続けていけない。


・なんだかまとまりのない文章になってしまいました。
木村拓也コーチのことを初め、いろんな出来事が最近あり、思ったことを全部、吐き出してみた。
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