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Radio Wavelog -Contact Of Personality-

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ON AIR#1262 ロディックのこと

僭越ながら
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・昨日は江古田にいて、なんだか、悪酔いを超えた悪酔いで、人に迷惑をかけてしまった。
充実した社会人生活を送る二人と飲んでいたから、じゃないけれど、なんというかね、いろいろ考えすぎてしまって。
自問自答しながら、酒ばかり飲んだら、次第に自分や他人に腹立ってきて、酒のピッチもあがって、フラフラ。
友だち二人には付き合ってる人がいて、自分にはいないことだとか、二人には、安定した給料があって、僕にはないことだとか、友だち二人は自分のアイデアを活かせる職(脚本系とイベント関係)についていて、僕はしがない居酒屋だとか。

そんなの、本当はどうでもいいことで、前にも言ったけどそれは自分で決めたことなんだから、友だち二人を嫉んだってなんの意味もないというのに、現状にイラついて、いつもは受け流せる友だちの「だからノビちゃんはダメなんだ」みたいな冗談にすらも異常に本気に怒ってしまい、結局、ウィンブルドンのテニスを観るだとかなんとか理由をつけて、4300円払って、大江戸線で帰った。

告白すると、店の壁に、自分のバイト先によく来てた某学科のヤツの調子こいた表情の写真が画鋲止めにしてあって、それにも腹が立って、取り外して二階の窓から捨ててしまった。
楽天がまた負けたことに怒鳴りたくなるし、どこまでも心の狭くて冷たいやつなんだろう。

もう江古田ではあんまりお酒を飲みたくない。

・そうやって、家に帰って観た、テニスのウィンブルドン男子決勝。
気がつけば僕は泣いていた。

フェデラーが偉大な記録とともに優勝を果たしたけれど、判官贔屓な僕は、アンディ・ロディックに心から、感謝と拍手を送りたいと思っています。

四時間を越える接戦。本当に素晴らしい試合だった。
何より、ナダル不在の今大会、誰もがフェデラーが順当に、らくらくと優勝するであろうと思っていた中、ファイナルセットまで持ち込み、30ゲームも激闘を続けたのです。

フェデラーも去年決勝でナダルに敗れた悔しさを胸に、並外れた努力をしてきたのだろうけども、テレビの実況アナウンサーが言うところによると、昨年は、二回戦で破れ、引退まで考えるほど落ち込んでいたのに、妻やコーチの言葉に励まされ、できることはすべてやる、と決意。睡眠から食事まで、徹底した調整をしてこのウィンブルドンに賭けてきた、らしい。

努力っていうのは人に見えないから、ロディックが本当にそこまでシビアな練習をつんできたのかは、僕らにはわからない。それに僕なんかはテニス観戦に関してはニワカにしか過ぎないし。だけども……。フェデラーに敗れた後の表情を見て、それは嘘なんかでは決してないと思った。
とてつもなく強い相手と対戦するために血のにじむような努力をして、それでも敗れてしまう現実の残酷さ。それを味わった人だからこその、あの表情だったんだろうな。

顧みると、スポーツからは早々に身を引いてしまった、かつての卓球少年である僕は、そこまで努力をしようとしてこなかった。きっと、どんなに練習しても、シングルスで県大会にいけるわけないと思っていたからだ。だから、試合に負けても、悔しさはあるものの、ロディックのような顔にはならなかったと思う。
競技の世界には、勝ち負けがある。勝つ人がいて負ける人がいる。努力をしても勝てない人だってきっといるだろう。でもロディックは努力をした。練習をした。
勝つとか負けるとか、そういう単純な基準でしか物事を図っているうちは、人は努力なんてできなくて。きっと、そういう勝負という観念を超えたところで、フェデラーもロディックも生きてきたんだろう。

その、勝負を超えたところっていうのが、どういうところなのか、今の僕にはまだ、うまくつかめないでいる。
昨日のこともそうだけど、このところ、なんでもかんでも勝ちと負けに分けてしまっている。
心のどこかで、人を見下して、アイツみたいにはなりたくないと思いながらでないと、自分を立てるとこができない、なんていう、くだらないプライドや信念をかたくな持っては生きている。人よりどこかで優れていないと、安心できない自分になってしまった。
だから、一度負けた気になってしまうと、頑張ることをやめ、ふてくされ、愚痴愚痴を不満をたれ、結果的に、再び負けることになる。そんな悪循環を繰り返しているような気がする。

だから、今回、ロディックという人の勝負、そして負けた後の目を見ていて、目頭が熱くなってしまったのだ。そしてまた、勇気ももらえた。

僕は彼ほどの努力をしているのか。
試合後にうなだれ、悔しさをかみ殺した準優勝を味わうくらいの激闘に身を投じられているのか。
「負けたってしょうがないよ、相手が相手だもん」だなんて言い訳をしない保証はあるか。

もう一度、できることは全部、やってみなくちゃならない。
まだ、できることがあるのなら、やってみなくちゃね。

そんな決意も、忘れてしまうような、気がして。
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Comments 4

河  

いやー!

ウィンブルドン決勝は激アツ展開だったね!

うちは仕事柄生では見られなかったけど。

史上稀にみる長期接戦だったけど、うちが思うに、日陰か陽向かが、勝負を分けた要因かなーって思ったよ。

あと大江戸温泉は是非行きたいでございます。

2009/07/07 (Tue) 18:28 | EDIT | REPLY |   
またもや紫の薔薇の人です(笑)  

えっと、前にもコメント書いちゃった、のびさんと人生で接点のあるものです。また、のびさんが自問自答しているのを見て、耐えられなくて書いちゃいます。実は僕自身もなんらサラリーマン的なことをしていなくて、夢を追いかけ続けて頑張っちゃう人なんですが、最近なんとか光が見えて来ました。のびさんは僕から見て絶対に成功するタイプです。もうほんのちょっとの頑張りで、きっといろんな光が見えて来ると思います。前も書いたけど、僕は人を見る目だけは自信がありますので、絶対大丈夫。陰ながら応援してます。でも、もしちょっとくじけそうなときはいつでも直接励ましに行きますよ!

2009/07/08 (Wed) 03:34 | EDIT | REPLY |   
のび">
のび  
コメントありがとうございます。

>河

お、河もテニスを見てたのかい?

多くの人は、ファイナルセットは、フェデラーが先にサービスゲームをとってたからと言ってるね。
ロディックは、ブレイクを許したら即敗戦っていう相当なプレッシャーがあったんだと思う。
でも、やっぱり、最後はフェデラーの集中力が勝ったよなあ。

温泉に関しては、ヤツともう一回相談してみまっす。

2009/07/08 (Wed) 07:43 | EDIT | のびさん">REPLY |   
のび">
のび  
コメントありがとうございます。

>またもや紫の薔薇の人です(笑) さん

どうもです。
人生の接点ですか……本当にどなたさまなんでしょう。
本庄南中卓球部員か、大地学習塾生か、つるの剛士のラジオリスナーくらいしか思いつかないんですが(笑)

前に友だちにも言われたんですが僕は「口で言うほど努力してない」みたいです。
じゃあ、何をすれば努力と言えるのか、僕にはあんまりよく分からないんですけども、もっともっといろんなことに手をのばしてみたほうがいいんじゃないかと思います。
前にもどっかの記事で書きましたが、思い立ったときの最初の行動っていうのが、人間は一番難しいです。そうしていろんなことをあきらめていくことのほうが多いと思います。

お互いどう転ぶか分からない日々だと思いますが、頑張りましょうね。
これも何かのご縁だと思います。近くとも遠くてもいいので、いつかまた「接点」を持てたら嬉しいです。

2009/07/08 (Wed) 07:52 | EDIT | のびさん">REPLY |   

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