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ON AIR#1239 レスラー(2008 アメリカ 109分 6/13 池袋 シネ・リーブル池袋)

映画
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れすらー
どうしてもどうしてもこの映画が観たくて、公開初日に行ってしまった。
プロレス好きにはたまらない。

多くは語らないし、ちょっと不満といっちゃ不満なところもあるのだけど、それをカバーして有り余る白熱としたプロレスに思わず目を奪われてしまう。

プロレスラーをやりながらも、生きるために地道に他の仕事をしていなければいけない現実描写。そしてどんなものをかなぐり捨てても身を投じる場所があるということの素晴らしさ。
ラストシーンの主人公の笑顔とは判別しづらいあの絶妙な顔がいい。

アメリカのプロレスを好きな人間としては、この映画を観て、事故や、ステロイドの副作用で早くに逝ってしまったレスラーたちの顔を思う。
オーエン・ハート、クラッシュ・ホーリー、テスト、エディ・ゲレロ、クリス・べノワ……。
自分の舞台のために、そして自分自身に磨きをかけるためとはいえ、プロレスは「死」と隣り合わせだということを思い知らされる。
ましてやガチンコでもないアメリカのプロレス。それなのに、のめり込んでいくプロレスの魅力はなんなのだろうとも思うだろう。
でも、映画を観て、プロレスラーたちのリアルな舞台裏のシーンを見たら、きっと答えが出るはずだ。

『お父さんのバックドロップ』はプロレス邦画の傑作で、こっちは家族の人情を中心に描いてたけど、こちは、あくまでプロレスという舞台、自分の夢にかける一人の男を描いた快作なのです。

願わくば、娘との関係をもうちょっと深く描いてほしかったな。ベタがいいのも分かるんだけどサ。
とにかく、若くないストリッパーとの恋愛と距離をおいてきた娘の話がもっと現実的なつながりを持ってシナリオを盛り上げないのが残念すぎる。救いがないのならそれでもいいけど、ストリッパーにふられたショックで、ヤクでラリって他の女とヤって、結果娘との約束をすっぽかしてしまうというシークエンスはいくらなんでも無理やり。娘はなんというかただの情緒不安定のようにしか見えず、彼女の出てくるシーンだけが変に浮いているのは頂けなかった。

・奇しくも、今日、プロレスラー三沢光晴が、試合中の事故で急死しました。
彼はどんな思いでプロレスに上がったのだろう。
リングに全てを賭けた人、三沢の冥福を、心よりお祈りします。
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