archive: 2007年07月  1/1

ON AIR#569 ~外国映画史テスト川柳~

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CでいいCでいいから単位くれ...

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ON AIR#568 ~MASK DE 41 マスク・ド・フォーワン(2001)~

田口トモロヲがプロレスラーを熱演している隠れたプロレス名作。崩壊した家族が、父親のプロレスによって、繋がりをつかむきっかけを掴むまでの物語。若い頃の蒼井優も出演している。独特のユーモアがありながらも、描くテーマはいたってシンプル。気弱なお父さんが、ひとたびプロレスになると一変するのが面白く、プロレスがよく分からない人も、フツーにさらっと楽しめちゃうような作品である。クライマックスはハチャメチャで、...

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ON AIR#567 ~いまさら上半期総括~

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やっぱり自分の暗い部分をブログに書くべきではないね。自分が暗くなるわ。書いちゃったけど、書かなかったことにしよ。もう、この年も残り半分ないわけで、焦るよ。上半期にあったこと、いいことばかりじゃなかったけど、いいことはけっこうあった。めくるめくような半年だったと思う。東京に住むようになったのはかなりでかかった。そして、ありがとうを伝えたい人ができたとも思う。脚本、劇団、家族などなど。あと半年頑張りま...

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ON AIR#566 ~選択するということ~

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楽しいと思う反面、やっぱ、きついなぁと思ってしまう。心のどこかで、自分は不適合な人間なんだって思っている。みんなみたいに頑張ってきた人間というわけではないしね。早く終わらないかなぁ。きれいさっぱり断ち切りたいのに、僕はいまさら何を迷っているんだよ?もう、遅い? 戻れない?そんなことは分かってるよ、未練だってあるし、なんだかんだでここまで来れたこと、感謝しなきゃいけないし。それでも、逃げることって一...

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ON AIR#565 ~お父さんのバックドロップ(2004)~

クライマックスは見ていて涙が出る。宇梶の快演に素直に拍手。本当のプロレスラーのようだった。子供たちがガムで交流を深めるというシーンは思わず微笑んでしまう。そうそう、飴だったりガムだったり、グミだったり。それがいつしかタバコになっていくんだよな。小さいことはかっこいいパッケージのガム集めてたよ。ガムは、子供にとってのタバコみたいなものだった。分かってるねぇ脚本家。原作のシンプルで痛快なストーリーはそ...

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ON AIR#564 ~ある朝スウプは(2003)~

凄い。唖然とするような映画だ。なんと表現したらいいだろう。主人公の彼氏がパニック障害の果てに新興宗教にはまり、そのために生活費をどぶに捨てていく様が描かれていくが、演じる役者たちの、感情を極力抑えた不気味なあの表情や動作は、頭に焼きついて離れない。この映画には「家族」と「他人」という問題が見え隠れする。新興宗教にはまり、もはやそれから抜けられなくなった男が、「僕らは皆、家族だから」と言い、主人公ま...

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ON AIR#563 ~コンクールの話~

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荒井晴彦という脚本家の話を聴きに行ってきた。コンクールについての話。やっぱり、誰か自分の脚本をしっかり見てダメだししてくれる先生が近くにいなければ力は育たない。うちの大学の生徒や先生は、出したらそれで終わり。一度単位という形になったら、それをより高めていくという勉強は、ほとんどといっていいほどない。日本大学芸術学部映画学科脚本コース出身者でなかなか著名人が出ないという理由がここ最近になってやっとわ...

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ON AIR#562 ~イディオッツ(1998)~

頭を使う難しい作品というのはあまり避けているんだけれど、最近はこういうのに出くわす。公共の場で知的障害者のふりをし、障害を持つものたちに対する健常者の、優しさの中にある偽善を暴きだし批判する、というグループに、子供を亡くしたばかりの孤独な中年女、カレンが加入する、のだが、カレンが本当に幸薄そうな女を熱演しているのだから凄い。あまり考え付かないような話だが、全編を通し、映画でないのではないかと勘違い...

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ON AIR#561 ~わが心のジミー・ディーン(1982)~

ロバート・アルトマン監督作品の中でも、今まで日本では未公開だった映画を鑑賞した。本当に難しい映画だった。ほぼワンシーンで二時間近く映画を見せるという、どこまでも実験的な作品なのかと思うと、意外と涙あり、笑いあり、と、盛り込む要素も多いのだ。ジミー・ディーンを愛するがゆえに出逢った彼女たちが、時を越えて再会したときに、皆がぶつかる現実に目を向けるという脚本の構図はすごくいいのだが、感情のメリハリが分...

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ON AIR#560 ~緑の街(1998)~

監督は、今なお、その澄んだ歌声で聴く者を魅了しているミュージシャン、小田和正。ミュージシャンとして大きな成功を得た主人公、夏目草介が、映画を撮る、と言い出し、「遠い海辺」という作品を、かつて女優として活躍していた、一ノ瀬信子を主演に撮ろうとする。しかし、真剣に映画をやってきたわけでもない男が気まぐれで映画を撮ったと思っている、根っからの映画スタッフたちは彼を疎む。しかし、彼が映画を撮ることにこだわ...

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ON AIR#559 ~目指せ大関~

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作品に触れること以上の勉強はないと思うので、ものすごい勢いで映画を観ているんですが、実はちゃんと相撲も観ているのです。観られなかったら、ダイジェスト番組を観ます。安馬が雅山を破った瞬間は思わずガッツポーズ。琴欧州は久々の金星だね。おめでとう。それにしても。琴光喜の豊真将戦を観た後、つい涙してしまった。止まらなかった。琴光喜があんまりにも顔をゆがませて泣くのをこらえてるように見えたから。一回目の優勝...

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ON AIR#558 ~幸福な食卓(2006)~

家族というのは、簡単に分かり合えるようでいて、実は心が離れている。なかなか、真っ向から自分の感情で語り合えることはない。本作はそんな気まずい感情と感情がぶつかるシーンが上手く描かれている。そういう意味において、「食卓」というのは、家族にとって唯一の繋がりであるように思う。血の繋がった仲間でありながら、寝るのは別々、時を過ごすのも別々なのが普通であるのが、現代の家族であり、過去にだってそういう生活は...

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ON AIR#557 ~青の炎(2003)~

作品の内容に触れている箇所があります。「さくらん」の監督である蜷川実花の父親、蜷川幸雄監督の作品。暗く、絶望的なほどに深刻なテーマなのに、正統派のアイドル映画として成立させてくるあたり、監督の演出の力を感じる。二宮和也の演技は、最近の「硫黄島~」での活躍から見れば、まだ初々しさを感じるが、そこが、どんよりとしたクライム・サスペンスを、青春映画に変化させている理由でもある。青少年の感情を極端化して動...

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ON AIR#556 ~クレージーの大爆発(1969)~

ある脚本家が、シナリオコンクールについて、傾向と対策なんてものはない、ただ面白いシナリオこそが選ばれると仰ったことを、本作を観ていて思い出した。時代の傾向や対策など、クレージーの前では考えることもない。彼らなら、単に面白いシナリオはたくさん書けたのであろう。時には体を張り、時にはおどけ、時には本気で焦る。そんな、人間味溢れる主人公たちがめちゃくちゃ頑張ってしまう姿に素直に声援を送りたくなってしまう...

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ON AIR#555 ~クレージー黄金作戦(1967)~

作品の内容に触れている箇所があります。植木等追悼特集が、池袋の名画座でやっていたので、観にいった。クレージーキャッツというグループはなんとなく名前を聞いただけの存在だったが、今回の作品で一気に彼らのキャラクターに惹かれてしまった。映画としてもこの作品はかなり優れている。一攫千金を夢見る男たちが金を手にするために右往左往する、映画「黄金」を日本でやり、なおかつコメディにしたような物語なのだが、ミュー...

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ON AIR#554 ~ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ(2007)~

作品の内容に触れている文章があります。松山ケンイチの出演作品を観るのはこれが初めて。製作がホリプロで冒頭のクレジットに、どん、と載るあたり、松山ケンイチの押しでいくのだろうと思っていたが本当にそうだった。ほぼ全編通して、松山ケンイチの出てこないシークエンスがない。それも手伝ってか、全体的にドラマとしての楽しみを覚えることができないまま、長い105分を過ごすことになってしまった。松山ケンイチ演じる一也...

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ON AIR#553 ~書かぬ者に道はなし~

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日本映画学校に行って、「放課後」という作品を観、その分析をする、という勉強会に行ってきました。隣の芝は青く見えるというのはよく言ったもので、日本映画学校のシナリオの勉強の仕方は、大学とは格が違う。教養というよりは、あくまでクリエイトするための分析をする。荒井晴彦さんと丸内敏治さんの講義はとてもためになりました。その後は飲みに行ったのですが、なかなか空気に入り込めないままでしたね。それでも、ためには...

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ON AIR#552 ~放課後(1973)~

井出俊郎という名脚本家と、後に「日本沈没」旧作を撮った森谷司郎監督の作品。青春映画としての分類なのだろうが、それにしては、とてもエロティックな映画だ。少年少女の性への目覚め、少女が少しずつ大人という世界を知っていく様を鮮烈に描いている。脚本という観点から見ると、下手をすれば青春映画の域からはみ出てしまうところを、絶妙なギリギリ感で表現しているのが素晴らしい。実に一つ一つの細かいしぐさが実に巧妙だ。...

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ON AIR#551 ~ため息をつきながら~

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難しいです。人の幸せを素直に祈ったり、人のかけてくれるやさしい言葉を素直に受け止めることは難しい。そんな素直になれない人間ですよ、俺は。そんなこと思いながらバイトしてました。あいかわらず賄いは美味い。こういうささやかな幸せを必死にかみ締める。こういうモヤモヤした感情。モトがとれるくらいのシナリオが書ければいいんだがなぁ。バイトしてない人がうらやましい。まぁ僕も半年前までバイトとは縁遠い人間だったけ...

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ON AIR#550 ~雪に願うこと(2005)~

作品の内容に触れている文章があります。丁寧なタッチで雪口の厩舎の生活が描かれている。一つ一つの絵、俳優の演技などが、冬のシーンでありながら、スクリーンからはとても暖かく感じたのが不思議だった。伊勢谷友介と佐藤浩市の兄弟が、似てはいないが、似つかないぶん上手くかみ合っているのが良かった。電池と同じで、プラスとマイナスが繋がることで電気が流れるという感じだ。シナリオもあっさりしていながら、葛藤という意...

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ON AIR#549 ~ビヨンド・ザ・マット(1999)~

「カリフォルニア・ドールス」がフィクションとしてプロレス映画の最高傑作であるならば、本作はプロレスドキュメンタリーの最高傑作である。もう、何もかもが素晴らしいドキュメンタリーだ。プロレスの舞台裏を知る機会は日本では少ない。深夜のプロレス番組ではほとんど見せられることはない。何より日本は「ハッスル」なども出てきているが、スポーツ的側面を見せる団体が現在も大手として君臨していることは事実だ。対して、ア...

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ON AIR#548 ~カリフォルニア・ドールス(1981)~

プロレス映画は日本でも世界でも、数作品出ているが、いまだにこの作品を超える作品は作られていない。最近はやや盛り上がってはいるが、いまだにプロレスはリアルファイトに比べると人気低迷を隠せてはおらず、バックステージものの傑作を書くには恰好の題材だ。にもかかわらず、この作品の輝きの前に、他の作品はかすんで見えてしまう。この作品が他のプロレス映画と違うのは、プロレスから逃げないことになる。たとえば他作品は...

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ON AIR#547 ~テルマ&ルイーズ(1991)~

とてつもない映画を観た。ここまで文句をつけようがない作品はここ数年では久しぶりだ。ロード・ムービーの壮絶なる傑作。無駄な回想もナレーションも一切使わず、最後までフルスロットルで突っ走っていく物語に、ただただ目を奪われてしまった。スーザン・サランドンが凄まじいなら、ジーナ・デイヴィスはやばい。互いに互いの欠陥を知り尽くし、知ることで埋めあい、そして二人とも自分自身を変えてゆく。ルイーズは人を殺めるこ...

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ON AIR#546 ~キャット・ピープル(1942)~

タイトル通り、猫族の人間と普通の人間の悲恋を描いた作品。上映時間が短いからなのかもしれないが、脚本の作りがいかにも粗い。題材はいいだけに、猫族の人間として愛し合うということができないという葛藤が伝わらないのが残念でならない。猫族の相手をキスができないから結局他の女性を好きになってしまい、欲に負けてイレーナを病院に入れず、離婚の方を先にしてしまおうという性格的欠陥を描いた劇でもあるのだろうが、それに...

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ON AIR#545 ~遠い空の向こうに(1999)~

ロケットに憧れ、NASAのエンジニアになったホーマー・H・ヒッカムJrの事実に基づく奇跡の物語「Rocket Boys」の映画化作品。原題は「October Sky」。実はこれ、「Rocket Boys」のアナグラムであるらしい。実話とは思えないくらい夢を与えてくれる作品だし、映像的にもかなり美しい映画ではあるが、自伝を映画化するのであれば、当然それ以上のドラマをが必要になってくる。しかしこの作品は、物語の発端から終りまで、ロケットにあ...

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ON AIR#544 ~半落ち(2003)~

素晴らしい作品である。ただただそう思ってしまう日本映画。個人的な話をすると、四年前、この映画が公開された年に観たときは、いろんなことが理解できず、アルツハイマーに白血病、登場人物の多さなど、詰め込みすぎだと感じて少しも面白く感じなかった。だが、今回、改めて鑑賞したとき、あの四年前が嘘のように感動し、涙を止めずにはいられなかった。それが何故なのか、はっきりと言えるほどの成長はないはずなのだが、少なく...

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ON AIR#543 ~ひまわり(1970)~

先日観た、「追憶」に並ぶ、ラブストーリーの名作であり、数あるイタリア映画を代表する作品と言えよう。ジョバンナとアントニオの甘美な恋愛を描く序盤から一転、戦争によって引き裂かれた、その先の物語があまりにも痛く、悲壮に満ちた展開となる。ジョバンナを演じるソフィア・ローレンの演技がすさまじい。長い時を越えての役柄を演じるのは至難だっただろうがそれを演じ切っているだけでなく、決して画一的な表情は作っていな...

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ON AIR#542 ~家族ゲーム(1983)~

この監督、落語研究会出身だそうな。三流大学の7年生、吉本が家庭教師として、沼田家の問題児、茂之を教えていく過程を描いたコメディ。改めて、松田優作という俳優の幅に驚かされた。名作「人間の証明」の6年後にこの映画に出演しており、30代半ばにしてヘンテコな大学生を好演している。生の感情は決して表に出さず、最後まで不可思議な人間としてスクリーンにのさばる。監督・脚本の森田芳光はこの作品以降、話題作から問題作、...

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ON AIR#541 ~人間の証明(1977)~

松田優作である。リアルタイムで彼の活躍する姿を見ていない自分にとって、松田優作の演技を知ることは実に興味深かった。本作の他に「家族ゲーム」などを観たが、これほどまでに存在感をスクリーンからアピールできる役者は、今の日本映画界には見当たらないだろう。文字通りの、ハードボイルドだ。松田優作の話ばかりしていては、本作の魅力は伝わらないので、話題を変えると、この作品はかなり質の高い推理映画である。大作の部...

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