ON AIR#3829 “ROSTER”

スポーツなんか見てると、歓喜の瞬間っていうのがやっぱり名場面になる。そしてそれがいつまでも記録に、記憶に残っていく。私は運動神経に恵まれず、スポーツ選手にはなれなかったが、羨ましいなと思うのは、「歓喜の瞬間」を当事者として体験できることだ。決勝戦で勝つ、雄叫びを上げる、仲間と歓びを分かち合う。そんな瞬間は、やはりスポーツ選手、アスリートだけに許された特権なのだと思う。自分はいつの間にか俳優になって...

ON AIR#3786 “mentioned items”

江戸村生活、三十日目。あっという間に、一ヶ月。巡業でも一ヶ月、都内を離れることなんてざらにあるけど、時の進み方が、なんか巡業とは違う感じがある。巡業は長さの苦しみ、江戸は短さの苦しみ、といったところか。江戸で働く方々は、みんな前向きに生きていて、何かにつけ文句を言いながらしか生きられない自分が、どこか恥ずかしく思えてしまう。自分はヤクシャなので、ここにいることだけを全てにしてはいけないと思う。東京...

ON AIR#3763 “SPOIL YOUR LIFE”

江戸村生活、六日目。雨が降り続く。いつになったらやむんだろう。自分の人生だから、後悔のないように。使い古された言葉ほど、いざというとき、重いものだ。どうしたらいい?いつか答えを出さなくては。小さな後悔が、身を蝕む。では、また。...

ON AIR#3738 “Good Spokesman”

昨日の稽古で、ダンスを張り切り過ぎて、気づいたら、右足のふくらはぎが悲鳴を上げてる。たぶんプロ野球選手だったら一軍登録抹消レベルで痛い。長い巡回公演の五年目が終了し、今日、打ち上げ。いろいろ伝えたいことはあったのだけど、本当に伝えていきたいことは、芝居で伝えていかないとね。ヤクシャであって、劇作家でも演出家でもない私は、作品そのものにメッセージを吹き込むことはできないけれど、ヤクシャという代弁者が...

ON AIR#3733 “Rain Front”

今日も『八月のシャハラザード』の稽古である。谷口公美のすごさを改めて思い知る。隅から隅まで作品の内容を知り尽くそうという姿勢は、私も学ばなくてはいけない。いつも率先してリーダーシップをとっているという感じ。二度、舞台を演出したという経験が、こういうところでちゃんと活きてる。羨ましいなあ、と思うのは、そういった他人(ひと)を引っ張る力だ。求心力というと、ちょっと大それた感じになってしまうが、私の場合...